出光興産が新たな一歩を踏み出す
出光興産株式会社が、今期も「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」においてエネルギー部門で二年連続の第1位に選出されたことを受け、さらに質の高い情報開示を目指して、新たに株式会社Exa Enterprise AIの「exaBase IRアシスタント」を導入しました。この決定は、企業がますます高まる市場の期待に応えるための重要なステップです。
導入の背景と目的
出光は、情報開示に関する取り組みを強化し、質の高いコミュニケーションを確保することを優先しています。具体的には、決算説明資料の充実や社外取締役によるESGセミナーを通じて、市場との対話の場を増やしてきました。これにより、透明性が高まり、投資家やステークホルダーからの信頼を獲得することに成功した結果、今回の受賞に繋がりました。
しかし、限られた人的資源の中で、さらなるIR業務改善を実現するためには、効率的な業務運営が不可欠だと認識しました。そこで、出光は業務の棚卸を行い、最適なツールを模索。その結果、IR業務特化型の生成AIであるexaBase IRアシスタントを導入することに決定しました。このツールの導入により、特に時間がかかっていた議事録の作成や想定問答の作成が格段に効率化されることで、社内への迅速な情報共有が可能になります。
具体的な業務提携と生成AIの活用
出光とエクサウィザーズの提携は、2022年11月に結ばれました。この協力関係には、出光の豊富なデータや顧客基盤に加え、エクサウィザーズのデジタル技術、AI技術、および人材育成の専門知識が結集しています。この相互作用を通じて、出光はDX戦略における生産性の向上と、新たな価値創造を目指しています。
最近では、exaBase IRアシスタントがIR面談の音声や動画データをもとに、自動的に議事録を生成する機能、さらに企業固有情報を活かした質問と回答案の自動生成が注目されています。このツールが広報部でも活用されることで、全体的な業務効率が向上するでしょう。
持続可能な成長に向けた取り組み
Exa Enterprise AIは、今後もexaBase IRアシスタントの機能をさらに向上させる計画を立てており、外部情報との連携や新しい機能のリリースを通じて、上場企業の情報開示の実務をテクノロジーの力で支援する「IR Tech」の推進を目指しています。出光は、その成果を通じて、DX化を図りながら、持続可能な成長に向けて前進し続けることでしょう。
会社概要
Exa Enterprise AI
- - 所在地:東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階
- - 設立:2023年10月
- - 代表者:大植 択真
- - 事業内容:生成AIを活用した企業の業務改革、技術力を生かした新サービスの開発など
エクサウィザーズ
- - 所在地:東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階
- - 設立:2016年2月
- - 代表者:春田 真
- - 事業内容:AIを利用したサービス開発による社会的課題の解決と産業革新の推進
出光興産のこだわりとエクサウィザーズの先進技術が融合することで、今後の業界がどのように進化していくのか、期待が高まります。