BIGLOBE、福岡に新しいネットワーク拠点を開設
ビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は2025年3月21日、福岡に新たなネットワーク拠点を設立することで、九州地域の経済とビジネス環境を支援することを発表しました。この新たな拠点の開設は、同社にとって東京、大阪に続く第3の拠点であり、九州のインターネット品質の向上に寄与することが期待されています。
福岡ネットワーク拠点の開設背景
佐藤徹弥九州支店長は、福岡ネットワーク拠点設立の意義を「九州において、高品質なインターネットサービスを提供し、特にビジネス展開の支援を行う」ことだと述べました。福岡は、スタートアップが活発に登場している地域であり、その経済的な潜在能力は非常に高いとされています。これにより、九州の企業やISPが快適にインターネットを利用できる環境を整えるために、今回の拠点設立に踏み切ったのです。
インターネットの重要性と課題
トークセッションでは、BIGLOBEの南雄一CNOが「九州のネット利用にはいくつかの課題が存在する」と説明しました。特に東京や大阪にネットワーク拠点が集中している影響で、九州でのネットワーク利用価格が高くなる傾向があります。また、大阪や東京が被災した場合、九州も影響を受けるリスクがあるため、地域の安定したインターネット接続が求められています。
期待される効果
新たに福岡ネットワーク拠点が開設されることで、万が一東京や大阪に何かあった場合でも、九州地域の企業は安定したインターネット接続を維持できるようになります。これによりコスト削減が可能になり、福岡からのインターネットサービス利用が促進される見込みです。
ファシリテーターの岩永真一氏は、福岡の地元産業におけるネットインフラ強化の重要性を強調しました。「福岡は交通の利便性が高く、今後のビジネス展開が期待できる地域」と述べ、ネットワークの強化がその成長に貢献することを期待しています。
今後の展望
さらに南CNOは、「弊社のビジョンとして、九州にネットワーク事業者が集まる拠点を形成し、日本全体のインターネット環境をより良いものにしていきたい」と展望を語りました。九州はアジアへの玄関口としての役割が期待されており、BIGLOBEもその流れに貢献できるよう努めていく所存です。
この新たな福岡ネットワーク拠点の開設は、九州地域のインターネット利用を大きく変える一歩となるでしょう。今後の動きから目が離せません。