ゴーゴーカレーグループがトヨクモの安否確認サービス2を導入
トヨクモ株式会社が展開する「安否確認サービス2」は、最近、株式会社ゴーゴーカレーグループに正式に導入されました。この取り組みの背景には、2024年1月に発生した能登半島地震が大きく影響しています。
ゴーゴーカレーグループは、金沢の地で多くの店舗を持ち、飲食店を中心にレトルトカレーの販売を行っています。特にその主力商品である金沢カレーは、地域に根づいているため、災害時には特に従業員や工場の安否確認が急務となります。能登半島地震の発生後、被災した従業員とも連絡が取りづらく、その必要性が一層強まりました。
安否確認サービス2導入の背景と目的
ゴーゴーカレーが「安否確認サービス2」を知ったのは、導入しているSmartHR社からの紹介がきっかけでした。このサービスは、労務管理システムと連動可能で、いざという時の安否確認を迅速に行うためのシステムです。特に災害が発生した場合、通常の連絡手段は機能しなくなることが多く、専用のシステムの必要性が高まります。
実際に地震が発生した際には、迅速な情報収集と伝達が不可欠です。ゴーゴーカレーは今後、このシステムを従業員の安否確認や地域の災害情報の収集に活用していく計画です。さらに、従業員が安心して働ける環境の提供や、福利厚生の充実も期待されています。
導入の難しさと解決策
安否確認サービス2を導入する際、ゴーゴーカレーはシステムの使いやすさを重視しました。災害伝言板などは、普段使用することがないため、実際に災害時には慌ててしまうものです。それに対し、本サービスは数秒で安否確認ができ、現場での運用に適していると評価され、導入が決定されました。
導入後のテストでは、アドレスによるセキュリティにより一部の従業員への送信ができなかった問題があったものの、アプリの導入により問題は解決。これからは社内でのアプリの利用促進が目指されています。
安否確認サービス2の機能と特徴
「安否確認サービス2」は、4,000社以上の法人に採用されているシステムです。安否の確認に加え、その後の適切な対策指示や情報共有ができる掲示板やメッセージ機能が装備されています。2024年の能登半島地震時には、北陸地域の企業にも無償提供が行われ、多くの企業の助けとなりました。
トヨクモは、IT技術を駆使した防災・減災対策を提案する企業として、地域に根ざしたサービスを提供しています。特に、飲食店においては、日常的な防災訓練やマニュアル作成が重要視されており、従業員全員での共通意識の醸成が求められます。
防災・減災 飲食業における重要性
飲食店では、災害時における防災対策が必須です。店内の家具の落下対策や避難器具の設置、非常用の照明器具の準備など、多岐にわたる対策が求められます。また、地震に対する最悪のシナリオを想定した準備が、店舗と従業員の安全を守るカギとなります。
今後の展望
トヨクモとゴーゴーカレーの提携は、今後も地域の安全を確保するための重要な一歩です。トヨクモが提供する安否確認サービス2は、企業の存続を守るための新たな社会インフラとしての役割を果たしていくことでしょう。
会社概要
株式会社ゴーゴーカレーグループ
設立:2003年
URL:ゴーゴーカレー
トヨクモ株式会社
設立:2010年
URL:
トヨクモ
このように、トヨクモが提供する安否確認サービス2は、災害時における従業員や地域住民の安全確保に貢献することを目的としています。