災害時連携全国フォーラム
2023-10-10 10:00:03
災害支援の連携強化へ!第7回災害時の連携を考える全国フォーラム開催
災害支援の連携強化に向けた取り組み:第7回災害時の連携を考える全国フォーラム開催
2023年12月12日(火)と13日(水)の2日間、東京都墨田区横網にあるKFC Hall & Roomsにて、第7回災害時の連携を考える全国フォーラムが開催されました。4年ぶりのリアル開催となった本フォーラムには、災害支援に関わる多様な団体や機関が参加。南海トラフ巨大地震発生時を想定し、効果的な支援体制の構築に向けた議論が繰り広げられました。
フォーラムの目的:迅速な連携と共通認識の醸成
本フォーラムの主要な目的は、災害発生時の迅速かつ効率的な支援体制を実現することです。そのため、行政機関、ボランティア団体、NPO、企業など、様々なセクターの関係者が一堂に会し、避難所運営、在宅避難支援、食糧供給など、災害支援における様々な課題について意見交換を行いました。参加者間での共通認識を醸成することで、支援活動の目的を明確化し、その達成に必要な訓練プログラムの開発にも繋げることが期待されています。
オープニングセッション:南海トラフ巨大地震と支援体制
フォーラムのオープニングセッションでは「南海トラフ巨大地震、支援の“想定外”は無くせるか?」をテーマに、南海トラフ巨大地震発生時の現状と課題、そして効果的な支援体制の構築に向けた議論が行われました。JVOAD(認定NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)の関係者も参加し、活発な意見交換が行われました。JVOADは、災害支援における様々な問題や課題を共有し、解決策を提案する場を提供することで、関係者の意識向上と専門知識・ノウハウの共有に貢献しています。
2日間のセッション内容
フォーラムは2日間にわたって開催され、多様なテーマに沿ったセッションが展開されました。12月12日には、開会式、オープニングセッション、協賛企業紹介、分科会(大規模災害への備え)、そして交流会が行われました。13日には、支援分野別の分科会が2部構成で開催され、具体的な課題解決に向けた議論が深まりました。さらに、クロージングセッションと閉会式で、2日間の議論をまとめ、今後の展望を示しました。参加者は約300名にのぼり、熱気に満ちたイベントとなりました。
JVOAD:災害支援の連携を促進
本フォーラムを主催したJVOADは、東日本大震災を契機に設立された団体です。2016年に法人化、2019年には認定NPO法人として認定されました。関東・東北豪雨や熊本地震など、数々の災害において、被災地に入り、地域・分野・セクターを超えた連携促進、支援環境整備、支援者間の調整など、実践的な支援活動に取り組んできました。
まとめ:災害に強い社会の実現に向けて
今回のフォーラムは、南海トラフ巨大地震への備えを強化し、災害支援の連携を強化する上で、非常に重要な一歩となりました。関係者間の共通認識を醸成し、迅速かつ効果的な支援体制を構築することは、災害に強い社会の実現に向けて不可欠です。JVOADの活動は、そうした社会の実現に大きく貢献するものと言えるでしょう。フォーラムのアーカイブ配信(12月23日~2024年1月22日)も予定されているので、参加できなかった方も、その内容を確認することができます。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク
- 住所
- 東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル267-B
- 電話番号
-
080-5961-9213