Yaqumoの新しい挑戦
2026-08-31 16:52:34

YaqumoがNEDOの研究開発事業に採択、SCREENと共同研究を開始

先日、株式会社Yaqumo(本社:東京都千代田区)が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択されたことが発表されました。この採択は、社会課題の解決に向けた量子コンピュータの次世代機開発を加速させるもので、今後の量子技術の発展に大きな影響を及ぼすものと言えます。

特に注目されるのは、SCREENホールディングスとの共同研究の開始です。この共同研究では、冷却原子型量子コンピュータの中心となる光学デバイスの高性能化、さらには国産化を目指し、技術開発を推進する方針です。これにより、Yaqumoがこれまで培ってきた技術をさらに深化させ、量子コンピュータの産業化を加速させることが期待されています。

Yaqumoの背景と目標


Yaqumoは、冷却原子方式の量子コンピュータを開発する企業として、その基盤となる技術には京都大学の高橋研究室や分子科学研究所の大森研究室の成果が活用されています。企業としての目標は、「真に活用できる量子コンピュータを創り、人類の計算能力を拡張し続ける」ことです。このような理念のもと、Yaqumoは事業開始以来、冷却原子型量子コンピュータの実用化に向けた取り組みを進めてきました。

また、Yaqumoは過去にもNEDO関連のプロジェクトに採択されており、量子コンピュータの開発を着実に進めてきました。これにより、国内外のさまざまな企業や研究機関と連携し、量子産業のエコシステム構築にも寄与してきました。

研究開発の具体的な内容


今回のNEDOの事業において、Yaqumoは主に以下の二つの課題に取り組む予定です。
1. 高度な部素材開発:冷却原子型量子コンピュータに必要な光学モジュールの高性能化を目指します。具体的には、高速なSLMモジュールや複数波長対応の対物レンズの開発が進められます。
2. モジュール化の検討:量子コンピュータに適用可能な標準モジュールの設計を行います。そのために、光学系、制御系を機能単位で再構成し、これにより汎用性の高いシステムを構築します。

このプロジェクトは、Yaqumo自身がサプライチェーンを再設計し、量子コンピュータの開発を牽引することに特徴があります。加えて、世界中の競合と比較しても先進的なアプローチで、量子技術のさらなる発展に貢献するでしょう。

今後の展望


Yaqumoは、この研究開発を通じて取得した技術を自社の量子コンピュータに統合すると同時に、SCREENとの連携により、量産体制を確立することを目指しています。将来的には、個別の部素材や機能統合型モジュールを国内外の量子コンピュータベンダーに供給し、日本発のモジュール標準を確立し、グローバルな量子コンピュータ市場において重要な位置を確保することが期待されます。

各社のコメント


Yaqumoの代表取締役CEO中小司和広氏は、「今回の採択について非常に光栄に思い、量子コンピュータの産業化に向けた新たな一歩を踏み出すことができる」と語っています。彼は、これを機にTechnology Revolutionを引き起こし、量子産業を日本から世界に広げていく姿勢を示しています。

一方、SCREENホールディングスの執行役員イノベーション担当小久保正彦氏は、Yaqumoとの共同研究により高い性能を持つシステムの実現に寄与していく意欲を表明しています。

YaqumoとSCREEN、双方の企業が共同で取り組むこのプロジェクトは、量子コンピュータ技術の進化だけではなく、日本の量子産業の発展にも寄与するものと視されています。


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会社情報

会社名
株式会社Yaqumo
住所
東京都千代田区丸の内2-3-2郵船ビルディング1階
電話番号
03-5533-8741

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