新トレーニングシステム
2026-05-12 11:26:06

複合現実(MR)を活用した新しいトレーニングシステム「ウデノバース」の開発

複合現実技術が切り開く新しいトレーニング体験



富山大学と株式会社日本オープンシステムズが協力して開発したトレーニングシステム「ウデノバース」は、特に加齢や疾患により運動機能が低下した人々に希望をもたらす革新的なアプローチを提供します。このシステムは、ユーザーが楽しみながら持続可能な身体活動に取り組むことを目的とし、複合現実(MR)技術を利用しています。

MR技術の活用


近年、イマーシブ技術として知られる仮想現実やMRは、教育や医療の分野でその活用が進んでいます。身体活動を伴うトレーニングにおいては、視覚的な演出を駆使することで新たな運動体験を創出できる可能性が広がり、多くの関心が寄せられています。富山大学と日本オープンシステムズのプロジェクトチームは、身体活動をより続けやすくするトレーニング環境の実現を目指し、2023年7月からこのプロジェクトをスタートしました。

「ウデノバース」の特徴


「ウデノバース」は、上肢の筋力低下や運動機能障害を抱える方々のために設計されています。このシステムはユーザーがヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想空間内で表示されるミニチュアの動物や物体に応じて、指示に従って腕を動かすことを求められます。この体験を通して、ユーザーは自発的に上肢を運動させ、トレーニングを行うことができます。また、さまざまなトレーニングアプリケーションが用意されており、楽しさを保ちながら継続的な運動を促進します。

リハビリテーション現場での評価


このシステムは試験的にいくつかのリハビリテーション施設で導入され、利用者からは「楽しい」「不思議な体験」という前向きなフィードバックが寄せられました。特に、ゲーム要素を取り入れたトレーニングへ高い受容度が見られ、リハビリ専門家からも利用者の興味を引きつけ、上肢運動を促すうえでの可能性が評価されています。

今後の展望


体験後のアンケート結果を元に、更なる改善作業が進められており、実際の現場での運用に向けた社会実装の準備が進行中です。特に、現場での負担を軽減するために、ユーザーの状態に応じたトレーニングプランの整備や、簡単な操作性に重点を置いています。これにより、より多くの施設での実装が期待されています。

プロジェクトの背景


富山大学の服部教授は、加齢による筋力低下は日常生活の自立性に大きく影響するため、十分なトレーニング機会の確保が課題であると指摘しています。この「ウデノバース」は、MR技術を活用して運動学習を基にしたトレーニングメニューを提供することで、利用者が安全に楽しく運動できる環境の構築を目指しています。

一方、日本オープンシステムズの杉山氏は、現場での運用にあたる気軽に使用できる設計に重点を置いており、アンケート結果をもとに具体的な改善を行っています。こうした取り組みにより、継続的にトレーニングを行える環境を整える計画です。

まとめ


「ウデノバース」は、複合現実技術を駆使した新しいトレーニングシステムであり、多くの人々にとって身体活動を楽しめる新たなフロンティアを切り開く存在となるでしょう。今後の社会実装に向けた進展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社日本オープンシステムズ
住所
富山県富山市牛島町9-5Dタワー富山7F
電話番号
076-403-9020

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