売木村と株式会社デイトナが手を組む
2025年9月24日、株式会社デイトナと長野県の売木村が「観光パートナー協定」を交わしました。この協定は、全国のバイクライダーと売木村の新たな交流を促進し、地域の活性化を目指すものです。
協定締結の背景
長野県の最南部に位置する売木村は、愛知県の豊根村と隣接した、自然豊かな地域です。ここでは、標高1200mの山々からの清らかな水を用いて育ったお米や、高冷地で栽培される新鮮な野菜など、質の高い食材の宝庫でもあります。さらに、多彩なキャンプ場が点在し、魅力的な地域として知られています。
しかし、静岡県や名古屋からのアクセスは良好ながら、売木村の素晴らしさは十分に発信されていなかったため、ツーリングの目的地としての人気が薄れていました。そこで、デイトナは観光協定の締結を通じて、ライダーたちの関心を引き、地域の魅力を広める取り組みを始めることになったのです。
デイトナの理念と活動
デイトナは、オートバイに乗る楽しさを促進するため、地域密着型の観光促進活動を行っています。これまでにも様々な地域と協力し、ツーリングイベントや観光資源の発掘に取り組んできました。今回の協定も、ライダーを引き寄せるための「朝活Cafe」や、地域の魅力を発信するイベントを通じての活動を予定しています。
今後の取り組みと期待される効果
デイトナと売木村は、以下の共同計画を立てています:
- - 地域の活性化に資する活動の共同推進:村の住民と観光客との交流を促すイベントを企画します。
- - 親子で楽しむ地域活動の展開:自然や文化を通じた健康的な体験を提供します。
- - バイクイベントの企画:2025年11月2日には「朝活Cafe」を開催。
- - ツーリング情報の発信:売木村の魅力あふれるコースを紹介することでライダーを呼び寄せます。
- - SNSによる情報発信強化:売木村とデイトナのSNSを連携させより効果的にプロモーションを行います。
また、売木村に隣接する地域においても、既に観光協定を締結している団体との連携を深めることで、広域的な観光推進が期待されます。
会社概要
株式会社デイトナは、静岡県周智郡森町に本社を構え、オートバイのアフターパーツメーカーとして1967年に設立されました。バイク文化の創造を目指し、高品質な製品・サービスを通じてライダーたちのニーズに応え続けています。
デイトナでは、若い世代がオートバイに触れる機会を提供しつつ、ベテランライダーが長く楽しめる活動に力を入れています。イベントやオンラインでの活動、地域貢献活動、スタンプラリーアプリなど、多彩なサービスを展開しています。今後も売木村との取り組みを通じて、地域を豊かにする活動を続けていく意向です。
この新しい観光パートナー協定によって、売木村の自然や文化の魅力が広がることを期待しつつ、ライダーたちの新たな交流の場へと繋がることを願っています。特にバイクファンにとって、ツーリングの新しい目的地として売木村が注目されることは間違いないでしょう。