女性の役割を考える
2020-10-20 17:00:02
河瀬直美監督が語る新作映画と女性の役割を考えるトークイベント開催
トーク会で語られた特別な映画の背景
本日、ケリングが主催する「ウーマン・イン・モーション」トークイベントが豊かな映画界の未来を切り開くための重要な一歩を踏み出しました。新本社が記念すべきオープンを迎える中、映画界で著名な河瀨直美監督、そして主演の永作博美さんと井浦新さんが参加し、その模様をインターネットで配信しました。
映画『朝が来る』の登場人物たち
映画『朝が来る』は、実の子を持てなかった夫婦と、実の子を育てることができなかった少女の葛藤を描いたヒューマンミステリーです。この作品に感動する人々が多く、特別養子縁組によって新たな家族の絆が芽生える様子が繊細に描かれています。
この映画は、新型コロナウイルス感染症の影響で上映予定だった第73回カンヌ国際映画祭の「Cannes2020」に選出され、注目を集めてきました。映画界における女性の重要性を再認識する機会を与えてくれます。
トーク内容のハイライト
トークの進行役は映画評論家の立田敦子さんがつとめ、河瀬監督は女性の参加が増えつつある映画業界の現状を語りました。「この世界を志す女性が増えていると感じるが、コンペティションで実際に監督を務める女性は少ない。欧米の意識との違いも感じている。」と彼女は述べました。
河瀬監督は、社会が求める女性の役割の変化や、映画『朝が来る』を通じたメッセージについても触れました。「女性監督と男性監督の違い、そして映画制作現場での独自の視点を大切にしている」と語り尽くしていきます。アート界や映画界での女性の活動が世の中に与える影響は大きいのです。
永作さんと井浦さんも映画のテーマについてコメントを交わし、映画の中で表現される絆が実にリアルであり、心を打たれると同時に、時代が求めるメッセージの強さについても言及しました。
ケリングのサポート
「ウーマン・イン・モーション」プログラムは、映画界だけでなく、さまざまな文化圏において女性のクリエイティビティに光を当てる目的で設立されました。活動は年々広がりを見せ、芸術や文学の分野にも影響を及ぼしています。ケリングは、その支援を通じて女性の重要性を伝えることに積極的に取り組んでいます。
新本社となるケリングビルは、著名な建築家の伊藤豊雄がデザインし、オープン以来、表参道のシンボル的存在になっています。この場所で意義あるトークが行われたことは、文化と女性の創造力が持つ力を象徴しています。
終わりに
今回のトークイベントは、映画業界の女性たちがどのように挑戦を乗り越えているのか、そして未来に向けてどのように影響を与えていくのかを見つめ直すきっかけとなりました。多様性の理解が深まる中で、映画を通じてのメッセージがより多くの人々に届き、社会が変わる一助となることを願っています。
会社情報
- 会社名
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株式会社ケリングジャパン
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前5-1-5
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