高千穂交易、ストーバー社との提携を発表
高千穂交易株式会社(以下、高千穂交易)は、ドイツの減速機メーカーであるストーバー社(本社:ドイツ連邦共和国、CEO:Rainer Wegener)の日本法人であるストーバー・ジャパン株式会社との販売代理店契約を新たに締結したことを発表しました。この契約により、高千穂交易は国内の産業機器市場向けに、ストーバー社の耐久性と高性能を備えた遊星歯車減速機を提供していくことになります。
新たなパートナーシップの背景
高千穂交易は、機構部品事業において注力市場である産業機器向けに製品ラインアップの拡充を図っています。この過程で、遊星歯車減速機の高い市場シェアを誇るストーバー社との提携が重要な一歩となりました。
遊星歯車減速機は、その複雑な構造により大きな回転力を生み出す一方、歯車の精密な加工と組立が不可欠です。ストーバー社による製品は、高精度な加工技術と耐久性の高い設計が特徴で、厳しい環境でも安定した性能を発揮します。
ストーバー社の遊星歯車減速機の特長
1.
高い精度と制御性
ストーバー社は1934年に創業以来、高精度な歯車加工技術を追求してきました。この結果、遊星歯車減速機は滑らかな運転と高い位置決め精度を実現しています。
2.
高い信頼性と耐久性
厳選された材料を用いた内部構造と最適化されたベアリング配置により、長寿命で高い信頼性があります。特に、高い負荷条件や過酷な環境においても安定した性能を発揮します。
3.
駆動効率の高さ
ストーバー社の減速機は、最高97%の駆動効率を実現しており、エネルギー損失を最小限に抑えます。これにより、省エネやコスト削減に貢献できます。
4.
豊富な減速比のラインナップ
高千穂交易は、3から2,242の減速比を持つ広範な製品群を取り扱っています。
5.
メンテナンスフリー設計
オイル交換は不要で、長期間の使用が可能です。
今後の展望
高千穂交易は、主に半導体製造装置や工作機器向けにストーバー社の遊星歯車減速機を展開し、若年の製品のセット販売も積極的に進めていく予定です。2025年度には1億円、2028年度までに3億円の売上を目指すとしています。
この新たなパートナーシップにより、業界内での競争力が強化されることが期待されています。高千穂交易は今後も先進的な技術と信頼性の高い製品を通じて、顧客のニーズに応えていくことでしょう。
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高千穂交易について
高千穂交易は1952年の設立以来、独立系の技術商社として、クラウドサービスから産業機器まで多岐にわたる製品を提供しています。事業分野には、技術コンサルティングから開発・設計、設置、保守サービスまでのフルサポートが含まれています。
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