AlonAlonによる新たな農福連携の形
千葉県いすみ市に拠点を置くNPO法人AlonAlonは、障がい者の社会的自立を助ける目的で、農福連携の一環として胡蝶蘭の栽培を行っています。ここで新たに登場したのが、胡蝶蘭の余剰分を活用してマンゴー栽培を開始するという斬新なサービスです。この取り組みは、障がい者の農作業参画だけでなく、企業のビジネスにも貢献することが期待されています。
新たなサービスの誕生背景
AlonAlonオーキッドガーデンでは、各企業が障がい者社員を通じて胡蝶蘭を育てています。これまで、胡蝶蘭の栽培の際に余剰分が発生することがあり、その結果“フラワーロス”が問題視されていました。対策としてAlonAlonは、余剰胡蝶蘭を必要な時に出荷できる権利として新しい選択肢を提供してきましたが、未消化の胡蝶蘭が残ってしまうという課題も存在しました。
そこで、AlonAlonは胡蝶蘭に代わる作物としてマンゴーを選択しました。それにより、胡蝶蘭の出荷ピークとマンゴーの収穫タイミングが一致し、年間を通じた安定した仕事を提供することが可能になります。さらに、マンゴーは贈答品としての価値も非常に高く、経済的にもメリットがあるため、企業にとっても魅力的な選択肢となっています。
マンゴー栽培のユニークな手法
AlonAlonオーキッドガーデンでは、特色あるマンゴー栽培方法を採用しています。通常、マンゴーは温暖な地域での栽培が適していますが、AlonAlonでは日本初の遠赤外線システムを活用し、苗をポッドで栽培しています。この方法により、千葉県でも質の高いマンゴーの生産を実現しています。障がい者の方たちが自ら手がけた作業によって、農薬を一切使用しない、自然な風味と香りを放つマンゴーが育まれています。
企業に向けた新サービスの提供
新たにスタートするサービスでは、企業がプールしている余剰の胡蝶蘭を、AlonAlonオーキッドガーデンで栽培した高品質なマンゴーと交換することができます。これにより、企業はお中元シーズンなどの贈答需要に合わせてマンゴーを取り入れることができ、贈り物としての価値も高まります。
また、このサービスは健康志向の高い消費者層や、企業のCSR活動にも好影響を与えると考えられています。特に、農薬不使用のマンゴーは、消費者にとって安心・安全な選択肢として支持されることが期待されます。
未来への展望
AlonAlonは今後も多くの企業と連携しながら、障がい者の社会的自立を促進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていく方針です。このプロジェクトがより多くの人々に理解され、支持を得ることを願っています。
お問い合わせ先
NPO法人AlonAlon
住所:千葉県いすみ市岬町中原3863-61TaitoStyle D-02
代表者:理事長那部智史
担当:池田
電話:0470-62-6215
メール:
[email protected]
URL:
AlonAlon公式サイト