ヤオコーが目指す新たな働き方、スマホで変える店舗業務の未来

ヤオコーが目指す働き方の転換

株式会社ヤオコーは、昭和から令和への働き方のモデル転換を進めています。特に注目すべきは、従業員がより価値を生む仕事に集中できる環境を整え、同時に働きやすさを実現するために、スマートフォンの導入と店舗業務のデジタル化を進めている点です。

スマートフォン導入の背景

デジタル統括部を中心に、ヤオコーでは店舗業務のモバイル化に力を入れています。具体的には、従来のインカムに代わり「Buddycom」を採用し、さらには売価チェックやネットスーパーのピッキングなど、業務アプリも社内で開発しています。これにより、店舗での様々な業務がスマートフォンに集約され、効率的な情報共有が促進されています。

Buddycomの利点

Buddycomを導入することにより、以下のような利点が期待できます。

1. 機能性の向上
Buddycomは双方向通信が可能で、緊急時には即座に通話を割り込むことができる他、通話内容は録音されるため後から確認することができるという利点があります。

2. 通信エリアの拡大
キャリア通信を利用することで、店舗周辺や地下の駐車場でも通信が可能になり、情報伝達が効率化されます。また、停電時や災害時などにおいても安定した電波を確保できるため、非常時でも安心です。

3. 外部サービスとの連携
すでに導入されているAIカメラなどの外部システムとも連携しており、防犯面でも効果的に活用されています。

エンドースメント

ヤオコーデジタル統括部のDX推進部長、池田鉄哉氏は、「昨年から店舗DXを進める中で、Buddycomは非常に適合したツールです。基本機能に加え、豊富なAPIも持ち合わせているため、防犯システムや社内連絡システムとの連携もスムーズに行えています」と評価しています。これから1年間で全店への展開を予定しています。

Buddycomの概要

Buddycomは、デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォームです。スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーのような機能が利用でき、音声だけでなく、テキストチャット、動画やAIアシスタントとのコミュニケーションも可能になります。多様な業種の現場で利用されており、特に航空、鉄道、建設業界などでの活用が進んでいます。