新たな船出を迎えるソニーフィナンシャルグループ:感動を軸とした未来の金融へ
2025年9月29日、東京証券取引所への上場を控えるソニーフィナンシャルグループ株式会社(SFGI)。その歴史的な節目を前に、同社はグループ全体の羅針盤となる新たな企業理念体系を策定し、発表しました。これは単なる内部指標に留まらず、社内外のあらゆるステークホルダーに対し、ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG)が目指す「ありたい姿」と「価値観」を明確に提示する重要な一歩となります。
顧客と共に紡ぐ「感動できる人生を、いっしょに。」
新企業理念体系の中心に据えられたのは、新たなビジョン「Our Vision」として掲げられた「
感動できる人生を、いっしょに。」という力強いメッセージです。このビジョンは、ソニーFGが定義する三つの「寿命」を礎としています。一つは、日々の生活を支える身体的な健全性を示す「健康寿命」。次に、経済的な安定を意味する「資産寿命」。そして、ソニーFGが独自に提唱する、自分らしく生きる喜びや心の豊かさを享受する「感動寿命」です。これら三つの「寿命」を人生の土台と捉え、お客さまが抱える喜びと不安の両面に深く寄り添い、支え続ける存在でありたいというソニーFGの強い願いが込められています。
4つの価値観が織りなすグループの結束
ソニーFGは、生命保険、損害保険、銀行、介護、さらにはベンチャーキャピタル事業に至るまで、多岐にわたる金融サービスを提供しています。これらのグループ各社に共通する行動規範として、「Our Values」(私たちの価値観)が設定されました。具体的には、「
想いに寄り添う。」「
自分らしさを磨く。」「
一歩前へ。」「
フェアであり続ける。」の四つです。これらの価値観は、個々のお客さまの多様なライフスタイルやニーズに真摯に向き合い、常に顧客中心の視点でサービスを提供していくというソニーFGの姿勢を明確に示しています。グループ全体がこれらの価値観を共有し、一体となってビジョンの実現に向けて邁進することで、顧客にとって真に価値あるパートナーとなることを目指しています。
視覚と聴覚に訴えかけるメッセージ:キービジュアルとビジョンムービー
新しい企業理念を、言葉だけでなく、より多角的に表現するために、キービジュアルとビジョンムービーも制作され、本日よりSFGI公式サイトで公開されました。キービジュアルでは、一人の生活者が風と共に力強く未来へ歩みを進める姿が描かれ、ソニーFGが提供する価値が、人生の追い風となる様子を象徴的に表現しています。一方、ビジョンムービーでは、お客さま一人ひとりが「自分らしい生き方」を追求する様々なシーンが丁寧に紡がれ、「感動できる人生を、いっしょに。」というビジョンが、どのように日々の生活の中で実現されていくのかを映像で伝えています。これらの視覚・聴覚に訴えかける表現は、ソニーFGの顧客に対する深い共感と、共に未来を創造していこうとする姿勢をより多くの人々に届けるでしょう。
理念体系が描く人と人との繋がり
今回発表された新企業理念体系の構造図は、「Our Vision」が4つの「Our Values」によって囲まれるユニークな形をしています。これは、グループ全体が一つの想いを共有し、常にお客さまに寄り添い、支え続ける存在でありたいという強い決意の表れです。それぞれの「Our Values」を「人」に見立て、それらが繋がり、連携し合うことで、お客さまとの絆を深め、より質の高いサービスを提供していくというイメージが込められています。ソニーFGの社員一人ひとりが、この核となる「感動寿命」という概念を中心に据え、日々の業務の中で「Our Values」を実践していくことで、最終的にグループ全体のビジョンの実現を目指します。
ソニーフィナンシャルグループは、金融の枠を超え、お客さまの人生における「感動」というかけがえのない価値を創造していくことを目指しています。上場を間近に控える彼らの新たな挑戦は、今後の金融業界におけるサービスのあり方、そして企業とお客さまの関係性の進化を予感させるものです。彼らが掲げる「感動できる人生」という未来像が、どれほど多くの人々の心に響き、日々の暮らしに豊かさをもたらすのか、その動向に注目が集まります。