SenSproutが増資実施
2018-09-05 11:01:20
SenSprout、1.45億円の増資実施と新社外取締役就任の詳細
SenSproutが1.45億円の第三者割当増資を実施
株式会社SenSproutが、この度1.45億円の第三者割当増資を実施しました。この資金調達による引受先は、Spiral Ventures Japanをはじめ、GMO VenturePartners、ABBALab、三井住友海上キャピタルの4社で、SenSproutのさらなる成長へ向けた期待が寄せられています。
新たに社外取締役には、Spiral Ventures Japanの立石美帆氏、ABBALabの小笠原治氏が就任。また、スダックスの須田仁之氏が社外監査役に就任し、企業のキャピタル戦略やガバナンスに寄与することとなります。これにより、SenSproutはより強固な経営体制を構築し、次なるステージへの飛躍を目指します。
SenSprout Proの展開
SenSproutは2017年4月に、農業用センサーシステム「SenSprout Pro」を発表しました。このシステムは東京大学が開発した印刷技術を活用しており、土壌水分量や地表面温度を低コストで測定することができます。センサーは、運用しやすさを考慮して小型化され、通信精度も向上しており、すでに多くの農業法人や試験場に導入されています。
SenSprout Proの導入により、データに基づいた栽培ノウハウの積み上げが進み、収穫量や品質が向上することが期待されています。これまでも継続的にバージョンアップを行い、農業界への影響力を強化してきたSenSproutですが、今回の資金調達を通じて、更なる技術革新を目指します。
新たなプロジェクトとビジョン
今回の増資に伴い、SenSproutは新しい研究開発に力を入れる計画です。具体的には、灌水制御装置や環境制御型スマートビニールハウスの開発を進めます。これによって、農業分野での生産性を向上させ、コストの低減も図る考えです。
また、SenSproutは単なるハードウェアの提供だけでなく、ウェブやスマートフォンからアクセス可能なクラウドサービスを提供することによって、農家が簡単にデータを活用できる環境を作り出します。これにより、農業がより効率的に行えるようになるでしょう。
未来の農業を見据えた挑戦
SenSproutは、新規株主との協力を通じて、農業の収益性を改善し、「儲かる事業」へと変革することを目指しています。さらなる研究開発と販売の拡大が期待され、多方面から注目を集めています。政府や民間企業が連携し、次世代の農業を支える中で、SenSproutがどのように成長していくのか、今後の展開に注目です。
今回の資金調達は、SenSproutが持つビジョンをさらに具体化し、未来の農業技術をリードする大きな一歩となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社SenSprout
- 住所
- 東京都港区芝2丁目16-7KTTビル2階
- 電話番号
-
03-6453-8667