つながる世界〜パレスチナのこどもたち写真展+絵本作家の絵画展
この冬、金沢市で特別な展覧会が開催されます。このイベントは「つながる世界〜パレスチナのこどもたち写真展+絵本作家の絵画展」と名づけられ、12月1日から5日までの間、金沢市役所のエントランスホールで行われます。今回は、日本国際ボランティアセンター(JVC)からの協力を得て、パレスチナで出会った子どもたちの写真が一堂に集まり、彼らの状況を広く知ってもらいたいと考えています。
パレスチナの現状と私たちの活動
パレスチナは70年以上にわたり、イスラエルの占領と暴力にさらされています。特に2023年10月以降、攻撃が激化し、死者数が5万人を超えるという悲しい現実があります。その中でも特に、1万5千人以上の子どもたちが命を落としています。このような悲劇的な状況に対して、絵本作家たちが持つ力を通じて、少しでも声を上げられたらとの思いから、この展覧会を計画しました。
展覧会の内容
展覧会では、パレスチナの子どもたちの写真と共に、約20点にわたる絵本作家の作品が展示されます。参加作家は、えがしらみちこさんをはじめ、著名な方々が名を連ねており、彼らの絵画を通じて、パレスチナの現状を伝えます。これにより、来場者に心の痛みを感じてもらうことが目的です。
関連イベントのご案内
また、展覧会開催に合わせて、いくつかの関連イベントも企画されています。特に注目すべきは、11月30日に行われる降矢ななさんのギャラリートークです。このイベントでは、登壇者が自身の作品やパレスチナの子どもたちについて語ります。参加は無料ですが、事前に予約が必要です。
さらに、オープニングイベントも開催され、降矢さんによる読み聞かせや講演、対談が行われます。この機会に、参加者は「社会とアート」の関係について深く考えることができるでしょう。
参加方法・お問合せ
展覧会・関連イベントへの参加は、事前予約制で、参加費が発生する場合もありますので、公式サイトで詳細を確認してください。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。社会問題に対する理解を深めるとともに、美しいアートを楽しむことができる貴重な機会です。
その後、この展覧会は2026年まで全国各地で追加開催される予定です。次回は3月21日から29日の期間に、金沢のギャラリートネリコでの開催が決定しています。
最後に
この展覧会を通じて、少しでも多くの人々にパレスチナの子どもたちの声が届くことを願っています。ぜひ多くの方々にご参加いただき、共に考え、感じる時間を共有できればと思います。