量子コンピュータ研究開始
2019-06-13 05:00:01

量子コンピュータとJXTGホールディングスが共同研究契約を締結

量子コンピュータの新時代へ!JXTGとQunaSysの共同研究契約



先日、JXTGホールディングスと株式会社QunaSysが、量子コンピュータ技術の活用を目指した共同研究契約を結びました。この提携により、エネルギーや資源開発など、多様な領域での革新的な取り組みが進むことが期待されています。

共同研究の内容


本共同研究では、量子コンピュータの実用的なサイズと精度の開発に注力しています。QunaSysは、量子アルゴリズムおよび高度な実装力を駆使し、JXTGの幅広い事業運営における専門知識を結集します。具体的には、材料開発、最適化、および機械学習に関して、量子コンピュータを利用した新しい方法を模索していくのです。

QunaSysは、既にJXTGグループのアクセラレータープログラムを通じて、量子コンピュータを駆使した反応経路の探索に取り組んできました。この成果は、新しい量子計算手法を生み出し、特許出願中の技術として注目されています。

量子コンピュータの現状と課題


量子コンピュータは、その特異な運営原理により、従来のコンピュータでは解決困難な課題を高速で解決できる可能性があります。特に、NISQ(Noise Intermediate Scale Quantum)デバイスとして知られる量子コンピュータが注目されており、中程度の規模で稼働しながらも、様々な応用が期待されています。このデバイスは誤り訂正機能が無く、実用化にはまだ多くの挑戦がありますが、量子加速の実現が始まろうとしています。

QunaSysは、オープンソースソフトウェアであるQulacsを用いて、高速な量子コンピュータのシミュレーションを行い、また、クラウド上の実機を駆使してさらなる開発を進めていく計画です。

JXTGホールディングスの役割


JXTGホールディングスは、エネルギーや資源業界におけるリーダーとして、さまざまな事業を展開しています。社会と経済の発展を目指し、イノベーションを重視した企業戦略を推進しています。この新しい研究契約により、その基幹事業に量子コンピュータの技術を融合させ、持続可能な未来づくりに貢献することを目指します。

QunaSysの革新


QunaSysは、量子コンピュータのアルゴリズムとアプリケーションの先駆け的な開発を行っています。量子技術を利用した新しいアプローチを次々と提案し、そのメディアプラットフォームQmediaを通じて情報発信も行っています。また、無料の量子コンピュータ教材「Quantum Native Dojo」を提供し、ここでも教育普及に努めています。

未来への展望


今回の共同研究の結果、量子コンピュータが持つ能力がエネルギーセクターなどにどのような革命をもたらすのか、私たちは興味深く見守ることになります。この協業が生み出す新しい技術や実用的なソリューションが、産業界全体にポジティブな影響を与えることを期待しています。

今後もQunaSysとJXTGホールディングスの動向に注目し、量子コンピュータの進化を共に見守っていきましょう。

会社情報

会社名
株式会社QunaSys
住所
東京都文京区白山1-13-7 アクア白山ビル9F
電話番号

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