バリアフリー動画配信
2020-10-06 17:04:45
文化庁の新しいバリアフリー動画配信プラットフォームが始動!芸術をもっと身近に
新型コロナウイルスの影響で外出が制限される中、文化庁は新たな動画配信プラットフォーム「THEATRE for ALL(仮称)」を立ち上げました。このプラットフォームは、視覚障害者や聴覚障害者、育児や介護で外出困難な方々に向けたバリアフリー対応の動画配信を目的としています。
「THEATRE for ALL」は、視覚障害や聴覚障害、または日本語を母語としない方々を含む様々な人々が、いつでもどこでも気軽に芸術を楽しむことができるオンラインアートセンターを実現するために開発されています。要するに、劇場に足を運べない方々にも芸術の感動を届けようという試みです。
このプラットフォームでは、具体的にバリアフリー対応を進めており、例として、字幕や音声ガイド、手話通訳が提供されます。これらはすべて、インクルーシブな視点から設計されています。また、作品に対する理解を深めるためにeラーニングプログラムも用意されています。これにより、観客は作品の背景を学びつつ、双方向のレクチャーやワークショップに参加することが可能です。
プラットフォームにおける動画や番組は、以下の二つの要件を満たすことが求められています。第一に、何らかの形でバリアフリーに対応していること。具体的には、字幕や音声ガイドを用意すること、またはインクルーシブな視点を持った制作が求められます。そして第二には、eラーニングプログラムを実施することです。これによって、観客は作品をより深く理解することができるのです。
このように、文化庁が推進する「THEATRE for ALL」を通じて、多くの方々が芸術に触れ、新たな体験をすることが可能になります。このプラットフォームへの参加団体を募集しており、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
公募は2回に分けて行われ、第一次締切が11月4日に変更されたことに注意が必要です。また、第二次締切は11月20日です。応募内容としては、名作や新たに制作される映像に加え、インクルーシブな視点での作品も歓迎されます。
このプラットフォーム開設の背景には、コロナ禍での新たなアート鑑賞方法が求められているという社会的ニーズがあると同時に、東京オリンピック・パラリンピックを契機としたバリアフリーやダイバーシティへの関心が高まっている点も挙げられます。これに伴い、文化的な活動がより多様な人々に届くことを目指す行動が求められています。
「THEATRE for ALL」での動画配信を通じて、より多くの人たちがアートと触れ合える社会の実現に向けて、一緒に進んでいきましょう。
詳しい情報や応募方法については、プラットフォームの公式サイトをぜひご覧ください。ここから新たな芸術体験の扉を開きましょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社precog
- 住所
- 東京都目黒区柿の木坂1-24-15
- 電話番号
-
03-6825-1223