広島映画祭初上映
2025-10-15 16:45:45

広島国際映画祭で初上映されるドキュメンタリー映画の意義と魅力

2025年11月、広島国際映画祭での初上映決定



広島国際映画祭2025が、待望のドキュメンタリー映画『原爆資料館~語り継ぐものたち~』をプレミア上映することを発表しました。広島市中区に本社を構える株式会社広島ホームテレビが制作したこの作品は、原爆資料館という重要な歴史的施設の魅力と意義を伝えるものです。

原爆資料館の歴史とは?


このドキュメンタリーは、累計8000万人が訪れた世界有数の悲劇の記憶の博物館である原爆資料館の歴史とメッセージを追っています。初代館長の長岡省吾が、被爆翌日に広島に入ったことから始まったこの資料館は、彼の個人的な思いと、命を賭けて語り続けた歴代館長たちの活動によって、今の形へと進化してきました。

長岡は、原爆によって溶けた瓦や石、さらには被爆者の遺品を集め、小さな公民館で展示を行いました。この活動が原爆資料館の始まりであり、その後も多くの有志たちによって支えられ、1955年に正式に開館しました。その情熱は、大規模なリニューアルや国際サミットでの訪問を通じて引き継がれています。

平和へのメッセージ


現在、世界は再び核の危機に直面しています。このような時代だからこそ、原爆資料館が持つメッセージは一層重要です。資料館は,悲劇を静かに訴え続ける場所であり、歴史を直視することで、未来への道しるべを提供する役割を担っています。本作は、その貴重な資料を通じて、訪れる人々に思考を促す内容となっています。

映画の見どころ


映画『原爆資料館~語り継ぐものたち~』は、特別なカメラで遺品の入れ替え作業や、カウンセリングを受ける遺族の姿なども収めています。展示されるアイテムには、実物中心の展示が組み込まれており、訪れた人々が核被害のリアリティを実感できるように工夫されています。また、音楽にはアカデミー賞を受賞した石橋英子が関わっており、映画の感動をさらに引き立てています。

広島国際映画祭2025


『原爆資料館~語り継ぐものたち~』のプレミア上映は、2025年11月30日(日)の午後にNTTクレドホール第一会場で行われます。また、広島国際映画祭自体は11月28日から30日まで開催され、多様な「ポジティブな力を持つ作品」が集まります。

この映画が広島、そして世界にどのような影響を与えるか、非常に楽しみです。平和の意義を再確認し、歴史を語り継いでいくための大切な機会になることでしょう。

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