平塚らいてう賞贈賞式
2025-12-15 11:44:21

日本女子大学で「平塚らいてう賞」の贈賞式が盛大に開催される

日本女子大学での平塚らいてう賞贈賞式



2023年12月13日、東京の日本女子大学目白キャンパスにて、待望の第19回平塚らいてう賞の贈賞式が行われました。この賞は、平塚らいてうの名を冠したもので、彼女の遺志を受け継ぎ、女性解放や男女共同参画社会の実現を目指す研究や活動を顕彰するものです。贈賞式では、顕彰を受賞したDPI女性障害者ネットワークと奨励賞を受賞した坂本悠愛氏、濵田真里氏に対し、賞状と副賞としての賞金が授与されました。

式典には、平塚らいてう賞の運営委員長であり、日本女子大学の学長である篠原聡子氏が出席し、受賞者たちに心からの祝意を述べました。今年の応募数は顕彰部門で6件、奨励部門で15件とのことで、特に厳正な審査を経て受賞者が決定されました。選考理由の詳細については平塚らいてう賞の公式ウェブサイトで公開されています。

平塚らいてう賞の背景



平塚らいてう賞は、日本女子大学を卒業した平塚らいてうの活動と精神を継承することを目的としており、男女共同参画社会の実現や女性解放を通じた平和の推進に貢献する人々を顕彰しています。平塚は女性権利の啓発活動や社会政策提言に尽力した思想家で、彼女の理念は現在でも多くの研究者や活動家に影響を与えております。

受賞者たちの業績



顕彰受賞:DPI女性障害者ネットワーク



受賞したDPI女性障害者ネットワークの代表、藤原久美子氏は、障害を持つ女性が直面する複合差別の解消と社会的包摂に関する研究と活動を推進しています。彼女は、障害を持つ女性が不当に扱われる社会問題について強い意見を述べ、特に健常者中心の社会からの視点を変えることの重要性を訴えました。

奨励受賞:坂本悠愛氏



坂本悠愛氏は、地方出身の女子学生が東京都内で安心して生活できるよう、安価なシェアハウスの運営に力を入れています。彼女の活動は、経済や地域の格差という問題に立ち向かうもので、すべての女性が自由に選択できる社会を目指しています。坂本氏は、「上京」は一つの選択肢であるべきだとし、すべての女性に未来を選ぶ権利を保障する重要性を強調しました。

奨励受賞:濵田真里氏



濵田真里氏は、政治分野での女性に対するハラスメントの実態を分析し、女性の政治参加を促進するための活動に取り組んでいます。彼女は、「Stand by Women」という団体を設立し、ハラスメント防止や相談対応に力を入れています。

今後の期待と大学の使命



日本女子大学は2021年に120周年を迎えた歴史ある教育機関であり、女性の力を引き出すための多岐にわたる教育プログラムを提供しています。大学は、平和で平等な社会を実現するため、今後も多くの若い研究者や活動家の応募を促し続けるとともに、教育改革にも積極的に取り組んでいくという姿勢を貫いています。皆さんもぜひ、この素晴らしい取り組みに注目し、支援していきましょう。


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東京都文京区目白台2-8-1
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