日韓連携を強化する介護事業の新たな可能性
2025年12月22日、SOMPOケア株式会社は、韓国の金融グループ「KBライフ」とその介護子会社「KBゴールデンライフケア」との間で「介護事業・イニシアティブ連携」の共同宣言を実施しました。この宣言は、超高齢社会に向けた日韓の介護事業の連携を本格化させることを目的としています。
背景と目的
2023年6月、SOMPOホールディングスおよびSOMPOケアは韓国のKBフィナンシャルグループとの戦略的包括提携を締結しました。この提携に基づき、SOMPOケアは2023年10月からKBゴールデンライフケアに対し、教育研修プログラムの提供を開始しました。これまで両社は個別のプログラム単位での協業を行っていましたが、今回の共同宣言によって新たな5年間の長期契約が締結され、企業全体を支援する「企業総合コンサルティングサービス」の提供が始まります。
その目的は、高齢者人口の増加や介護需要の拡大といった共通の課題に対処し、持続可能なビジネスモデルを構築することにあります。SOMPOケアとKBグループは、双方の強みを融合させ、質の高い介護サービスを共同で創り出すことを目指しています。
共同宣言の概要
共同宣言がなされた日に、両社は以下の4つの主要な連携課題を選定しました。
1. 介護産業の発展
2. 介護サービス品質の向上
3. 人材育成
4. 経営革新
これらの課題に基づき、共同プロジェクトの検討や定期的な協議会の開催、現場研修プログラムの実施を通じて、段階的に連携体制を深化させていく考えです。
各社代表のコメント
SOMPOケアの代表取締役社長、鷲見隆充氏は、韓国の高齢者産業の急成長を背景に、KBグループとの連携が東アジアの介護市場において新たなシナジーを生む重要な機会であると述べています。
また、KBライフの代表取締役社長、Jeong Mun-cheol氏は、今回の宣言が両社が持つ経験を結集し、より高度なライフケアエコシステムを構築する第一歩であると強調しました。KBゴールデンライフケアの代表取締役社長、An Sang-bong氏は、連携によりサービス競争力が向上することに期待を寄せています。
今後の展望
今回の共同宣言を契機に、SOMPOケアはKBグループとの連携を一層強化し、日韓両国の知見を融合させたグローバル水準の介護モデルを構築していきたいと考えています。また、日本での介護に関する豊富な知識を基に、海外市場においてもその経験を活かし、社会的課題の解決に貢献することを目指します。
この取り組みは、日韓両国が直面する高齢化問題への対策として、重要な一歩となることでしょう。今後も注目が集まります。