三友グループ、タスを連結子会社化
2023年8月30日、株式会社三友システムアプレイザル(東京都千代田区)は、クラウド型不動産評価を提供する株式会社タス(東京都中央区)の株式を取得することで合意したことを発表しました。この株式取得は2024年9月30日に予定されており、これによりタスは三友の連結子会社となります。三友は取得後、タスの全株式の67%を保有し、残りの33%は朝日航洋株式会社(東京都江東区)が継続保有します。
この連結子会社化の背景には、三友グループが目指すワンストップソリューション戦略があります。タスは2000年からインターネットを活用した不動産のスピード評価サービスを提供しており、専門知識が無くても簡単に不動産の評価が可能です。この独自のサービスにより、金融機関や不動産業界の利用者から高い支持を得てきました。
不動産評価の革新
タスが提供している「不動産のスピード評価」は、国内最大の不動産データベースと現地調査データを組み合わせることで、迅速かつ正確な評価を実現しています。インターネット環境があれば、誰でもブラウザ経由で評価を行うことができるため、利便性が非常に高いです。これにより、土地や建物、マンション、収益物件の評価が迅速に行えます。
三友は全国に約550人の不動産鑑定士と調査員からなる専門家ネットワークを有し、詳細調査から簡易調査まで幅広く対応できます。高品質かつリーズナブルな料金設定で不動産の鑑定評価を行い、毎年約28000件の取扱件数を誇る業界トップの企業です。また、事業性評価に特化した株式会社事業性評価研究所も連結子会社として、事業の将来キャッシュフローに基づいた評価を提供しています。
経済の変化に応じた迅速な対応
今後、国内外の経済環境がますます複雑化・多様化していく中で、有形無形の資産に対する評価ニーズは一層高まると予想されます。三友グループは、これらのニーズに適切に応えるための体制を整えており、タスの連結子会社化によって評価サービスの質とスピードをさらに向上させる方針です。
この動きにより、サービスのさらなる充実が期待され、様々な業種の顧客にとって価値のあるインフラが誕生します。三友グループは、今後も不動産評価分野でのリーダーシップを維持し続けることでしょう。
会社概要
株式会社三友システムアプレイザル
- - 代表者:堂免 拓也
- - 所在地:東京都千代田区平河町1丁目2番10号 平河町第一生命ビル4F
- - 設立:1980年5月
- - 資本金:1億円
- - 事業内容:不動産鑑定評価、不動産調査、動産評価
URL :
サンユウシステムアプレイザル
株式会社タス
- - 代表者:絹川 善明
- - 所在地:東京都中央区八丁堀三丁目22番13号 PMO八丁堀4F
- - 設立:2000年8月
- - 資本金:1億8千万円
- - 事業内容:不動産評価および各種地価マップのクラウド型アプリケーションサービス
URL :
タス
このように、三友グループのタス連結子会社化は、不動産評価の新たな時代を切り開く一歩となるでしょう。