近大生の新マンション
2017-05-18 14:00:38
近畿大学生が手掛ける新しい学生マンション計画が始動
近畿大学と宅都ホールディングスが新たな学生マンションを建設
近畿大学建築学部と株式会社宅都ホールディングスは、学生たち自身が提案した「学生の、学生による、学生のための学生マンション設計コンペティション」を通じて、新しいタイプの学生マンションを建設するプロジェクトを立ち上げました。授賞式にて最優秀作品も発表され、学生たちの実践的な学びの場が提供されることとなります。
最優秀賞の受賞者とその作品
今回のコンペティションでは、10点の応募があり、岡本幸さんによる「たまる・まざる・にぎわう」という作品が最優秀賞を受賞しました。岡本さんは、日常の生活に新しい風を吹き込む独自のアイデアを提案し、そのアイデアが高く評価されました。授賞式では、審査員長の岩前学部長が「素晴らしい機会を掴み、短期間でレベルの高い作品を仕上げたことに感激した」とコメントし、宅都ホールディングスの川中専務も、この作品が学生コミュニティの重要な場になることを期待していると語りました。
プロジェクトの特徴
このプロジェクトには、学生たちが企画から設計、施工に至るまでの全行程に関わることができます。これにより、彼らは実践的な建築の学びを深めることができ、将来的なキャリアにも大きな役立ちとなるでしょう。特に注目すべきは、海外からの留学生とのルームシェアのモデルが検討されている点です。これが、日本の学生にとって、国内留学や国際交流の機会となることが期待されています。
地域との連携も重視
今プロジェクトにおいては、地域社会との連携も重要視されています。学生がマンションの美化活動や地域の清掃、防災活動に参加することで、地域コミュニティが強化されることが目指されています。また、シェアリングエコノミーの観点からも、さまざまな生活用品を共有化し、経済的な負担を軽減しつつ、住環境のクオリティを向上させる施策が取り入れられます。
IoTを活用したスマートハウス
この学生マンションは、IoT技術を利用し、スマートフォンからシェアリングの予約や掲示板の確認ができるなど、便利な仕組みが導入される予定です。食事チケットのIT化や、利用者の履歴を蓄積することも考慮されています。
株式会社宅都ホールディングスとは
宅都ホールディングスは、大阪に本社を置く住まいと暮らしの総合コンサルティング企業です。「たのしいくらしを届ける」をスローガンに、あらゆるニーズに応える事業を展開しています。特に学生向けのサービスでは、楽しく、快適で安心できる暮らしを追求し、柔軟なハード・ソフト面での価値創造に努めています。
今後の展望
竣工予定は2024年2月であり、今後もプロジェクトの進展が期待されます。この学生マンションは、近畿大学の近く、大阪府東大阪市友井に位置し、地域住民との活発な交流が生まれる場ともなるでしょう。さらに、地域社会とのつながりを大切にしながら、持続可能なコミュニティが形成されていくことを心から期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社TAKUTO
- 住所
- 大阪府大阪市中央区高麗橋3-2-7オリックス高麗橋ビル2階
- 電話番号
-
06-6223-5111