TIS、地域住民の幸福度を可視化するアプリでスマートシティ実現へ貢献
TIS株式会社は、地域住民の幸福度を可視化するスマートフォンアプリ「地域幸福度可視化アプリ」のオープンベータ版を提供開始しました。このアプリは、住民が日々の活動の中で感じた感情や幸福度を、時間や場所と共に記録し、自治体に共有することで、住民参加型のまちづくりを促進することを目的としています。
アプリの機能と特徴
本アプリは、スマートフォンの位置情報機能を活用し、住民が「ホッとする場所」や「自慢できる場所」といった、日常の活動の中で感じた感情や幸福度を簡単に記録できます。記録されたデータは、Webアプリを通じて自治体に共有され、地域幸福度(Well-being)指標を補完するデータとして活用されます。
アプリの主な機能は以下の通りです。
リアルタイムデータ収集: 住民が感じた幸福度をリアルタイムで記録し、迅速なデータ収集を実現します。
データの可視化: 収集されたデータは、地図やグラフを用いて直感的に表示され、地域ごとの幸福度の傾向を分かりやすく把握できます。
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住民参加型のまちづくり支援: 住民が積極的にまちづくりに参加できる仕組みを提供し、自治体との連携を強化します。
これらの機能により、自治体は地域住民の幸福度を客観的に把握し、地域資源の活用や施策の改善に役立てることができます。
デジタル田園都市国家構想との連携
本アプリは、政府が推進するデジタル田園都市国家構想にも合致した取り組みです。デジタル田園都市国家構想では、「心ゆたかな暮らし(Well-being)」と「持続可能な環境・社会・経済(Sustainability)」の実現が目指されており、本アプリは、その実現に向けた重要な役割を担います。
TISは、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートと協働し、地域幸福度指標を活用したWBPD OASISプログラムにも参加しています。本アプリはその一環として開発され、実証実験を通じてその有効性を検証していきます。
実証実験と今後の展望
現在、本アプリのオープンベータ版を提供開始し、自治体との連携による実証実験を募集しています。実証実験を通じて、アプリの機能向上やデータ活用の可能性を探り、より効果的なまちづくりに貢献していきます。
今後の展望としては、アプリの利用地域拡大と、収集されたデータに基づいた地域課題の解決策の検討です。産官学民の連携を強化し、持続可能なまちづくりの促進を目指します。
TIS株式会社について
TIS株式会社は、TISインテックグループの中核企業として、幅広い業界の企業に対しITサービスを提供しています。長年の経験と実績に基づき、お客様の成長戦略を支えるITソリューションを提供し、豊かな社会の実現に貢献しています。
まとめ
「地域幸福度可視化アプリ」は、住民参加型のまちづくりを促進し、デジタル田園都市国家構想の実現に貢献する画期的なアプリです。今後、多くの自治体での導入と、データに基づいた効果的なまちづくりが期待されます。