岩手県大槌町にて保育防災サミット開催
2024年5月22日、水曜日の午後2時から5時に、岩手県大槌町の文化交流センター「おしゃっち」にて、
JP子どもの森づくり運動 保育防災サミットが開催されます。このサミットは、NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク(通称「子森ネット」)と大槌町の共催によるもので、地域の子どもたちを自然災害から守るための知恵と備えについて考える場となります。
趣旨と背景
このイベントは、2012年から検討されてきた「JP子どもの森づくり運動 東北復興グリーンウェイブ」の一環として実施されるものです。特に東日本大震災を経験した岩手県三陸エリアでは、自然災害が頻発していることから、地域社会全体で子どもたちの安全を確保する方法を模索する意味が込められています。サミットでは地元の保育関係者や保護者、地域住民が一堂に会し、子どもたちを守るための具体的な対策について意見交換を行います。
プログラムの内容
サミットの目玉は、元釜石小学校校長の渡邉真龍氏による基調講演です。彼の講演テーマは「3.11の教訓に学ぶ保育防災の核心は心の教育」であり、震災を踏まえた心のケアや教育の重要性について詳しく語られる予定です。また、消防庁のアドバイザーでもあるタフ・ジャパンの代表、鎌田修広氏による保育防災講座も計画されています。
さらに、参加施設による事例発表も予定されています。宮古市のあかまえこども園、山田町のとよまねこども園、大槌町のつつみこども園をはじめとする保育園からの報告が行われる他、福井県と東京都からも事例紹介があります。これに続き、パネルディスカッションも行われ、地域のリーダーや保育現場の代表たちが集まり、様々な視点から子どもたちを守るための知恵や取り組みについて議論します。
参加方法
参加を希望する方は、保育関係者だけでなく地域住民も対象です。この機会に地域の防災について考え、子どもたちの未来を守るためのアイデアを共有しましょう。詳細な情報や参加申し込みは、
子森ネットの公式ウェブサイトをご覧ください。
このサミットは、単なる防災の知識を得る場ではなく、地域全体で子どもの健康と安全を考える良好なネットワークを築くための貴重な機会です。地域の皆さんの参加をお待ちしております。