地域活性化の新たな挑戦!阿波すず香の魅力を詰め込んだジュレセット
徳島の郵便局で、9月12日から10月31日まで販売されている「徳島柑橘ジュレセット」は、特に注目を集めています。このセットには、徳島を代表する新しいブランド柑橘「阿波すず香」を用いたジュレが含まれています。
阿波すず香とは
「阿波すず香」は、ゆずとすだちの交配種で、2020年に市場に登場したばかりの新しい柑橘です。この品種は徳島県が20年以上の研究と数千回の交配を経て誕生したものであり、その独自の味わいは注目に値します。
この柑橘は、さわやかな香りと優しい甘みから、すっきりした後味が特長です。多くの農家が期待する一方で、長年の経験を持つ生産者たちは「私たちの年代では実をつける頃にはもう80歳」といった現実的な声もあり、農業後継者問題が浮き彫りになっています。
商品開発の背景
「せっかく栄えた徳島のブランドが消えてしまうのは寂しい」という思いから、この商品が開発されました。郵便局の職員とのアンケートや意見交換を通じて、地域に活気をもたらすための戦略が展開されたのです。
新型コロナウイルスにも負けず、地域の良さを広げるために取り組む中、阿波すず香の継続的な存在が話し合われました。企業を超えた議論の末、今回の商品が誕生したのです。
商品のこだわり
イルローザのパティシエは、阿波すず香と向き合って3年間、味を最大限に引き出しました。初めの試作で「これでいける」との評価が出るほどの仕上がりに!
ジュレの中に入っている3日間かけて糖度を増したジャムは、口の中で軽やかに溶けます。香料を使用せず、秘伝の手法で職人が手作業で仕込んでいるため、安心して楽しめる一品となっています。クオリティも上昇し、果汁と糖分の微妙なバランスが実現され、奥深い味わいが楽しめます。
地域農家への思い
現在、阿波すず香を作っている農家はわずか10軒。その知名度を向上させるため、企業や団体が積極的に取り組む姿勢が必要です。イルローザは、2019年からこのプロジェクトに係わり続け、毎年すべての収穫量を購入することで、農家の支援を行っています。
「チャンスを生むためには、実績が必要」と阿波すず香の研究会会長は語ります。これから数十倍に生産量を拡大するためには、多くの人々が阿波すず香に惹かれるような魅力を発信し続けることが求められます。
商品情報
今回販売される「徳島柑橘ジュレセット」には、木頭ゆず、阿波すず香、神山のジュレがそれぞれ詰め合わされており、2,980円で販売されています。申込期間は9月12日から10月31日まで、郵便局窓口から注文可能です。
- - 販売者:株式会社郵便局物販サービス
- - 商品番号:43824-1241-3
- - 賞味期間:常温90日
また、同商品には「マンマローザ」の詰め合わせもあり、こちらも2,980円で販売されています。
まとめ
徳島県に密着した企業イルローザと徳島中央郵便局が手を組み、地域活性化を目指しています。新たなブランド「阿波すず香」を楽しむことは、地域の未来を支える一助につながります。この魅力的なジュレセットを手にとり、都市の喧騒から離れ、徳島の自然と農家のストーリーを感じながら、贅沢なひとときをお楽しみください。