業務効率を大幅に向上させる新型OCR「SPA Ver.10.3」
ウイングアーク1st株式会社は、業務のデジタル化が進む中、手書き文字を含む多様な情報を正確に読み取るための新型OCRソフト「SPA Ver.10.3」を2023年2月28日(金)に発売しました。このソフトは、AIによるOCR機能を強化し、目視確認による作業の手間を軽減することを目指しています。
AI OCRの進化と業務自動化のメリット
「SPA」は特にAI OCRに力を入れており、手書き文字のデータ化により入力作業の負担を軽減しています。これにより、紙ベースの書類や帳票を業務システムに適応させる際の効率が飛躍的に向上しました。しかし、読み取り精度は限られており、完全な自動化は実現していません。そのため、目視による確認や誤ったデータの修正が依然として必要です。
新バージョンの「SPA Ver.10.3」では、特に目視確認の必要性を減少させるための「データコンペア」という新機能が実装されており、ユーザーの負担をさらに軽減するよう努めています。
排他制御機能の実装
この新しいバージョンに搭載された重要な機能の一つが、排他制御機能です。複数のユーザーが同時にOCR結果の確認や修正を行う際、作業の効率を最大化するために、担当する文書を「チェックアウト」することで他の作業者からの書き込みをブロックすることが可能になりました。これにより、各ユーザーは自身の作業に集中できる環境が整います。
確認済みフラグ機能の導入
新たに追加された「確認済みフラグ」機能も、業務効率化に寄与しています。複数のOCRエンジンを用いて得られた結果が一致した際に、そのフィールドの確認作業が完了したことを示すフラグをONにすることができ、フィールド単位でこのフラグの設定が可能です。これにより、実際の結果ベースでデータ照合を行い、一致した結果は信頼性の高いデータと見なすことができ、目視による確認作業を省略することが可能となります。
さらなる情報とコンタクト
ウイングアークの「SPA」についての詳細情報は、公式ウェブサイト(
ウイングアーク商品ページ)をご覧ください。また、製品やサービスに関する問い合わせは、ウイングアーク1st株式会社までお寄せください。所在地は東京都港区六本木にあり、平日の営業日には電話やメールでの問い合わせも受け付けています。
今回の「SPA Ver.10.3」の登場により、業務の自動化が一歩前進することが期待されます。これからのデジタルビジネス社会で有効に活用されることでしょう。