小豆島から犬たちのヘルスケアを支える新たな挑戦
香川県の小豆島に位置する小豆島ヘルシーランド株式会社は、近年のペットブームに応じて新しい取り組みを進めています。5月から販売を開始した「小豆島産オリーブの犬用歯みが木」は、その一環としてNPO法人犬猫愛護会「わんぱーく」へ寄贈されました。販売の一部はすでに寄付されており、企業の社会的責任を果たす姿勢が光ります。
日本のペット事情と殺処分
日本はペット大国とされ、2024年の時点で約1595万の犬猫を飼育しています。これは15歳未満の子どもを上回る数です。しかし、明るい面だけではなく、犬猫の年間殺処分数も依然として存在しています。10年前と比較すると減少傾向ではあるものの、年間で1万頭以上が処分されています。飼い主としての責任がクローズアップされる中、これにどう取り組むかが重要な課題となっています。
わんぱーくの活動
犬猫愛護会「わんぱーく」は岡山を拠点に、行政からの依頼で処分寸前の犬猫を保護し、里親を募る活動を行っています。彼らは行き場のない犬猫を守るシェルターとしても機能し、常時数十頭を保護しています。小豆島ヘルシーランドもこの活動に支援を行い、過去には「犬用歯みが木」の売上の一部を寄付しました。この寄付は、12月には保護犬のためのおもちゃとして120本を寄贈する形でも続いています。
開発担当者のコメント
開発を担当する世戸勝徳氏は、「私が飼っているサン(3歳)は、わんぱーくから引き取った元保護犬です」と話し、今回の寄付や寄贈が彼の長年の目標であったことを語ります。「まだ始まったばかりの活動ですが、これを契機に拡大していきたいです。」と、彼は抱負を述べます。
新ブランド「きみとオリーブ」誕生
小豆島ヘルシーランドは「オリーブをまるごといかす」をコンセプトに、新ブランド「きみとオリーブ」を立ち上げました。このブランドは、ペットが一日でも長く健康で幸福に暮らせることを願って誕生したもので、飼い主と愛犬が共に楽しめる食品やおやつを開発中。オリーブに込められた自然の恵みを活かし、ペットの健康をサポートする商品がこれからも続々と登場予定です。
地球にも優しい商品開発
同社は、オリーブの各パーツを無駄なく活用し、環境にも配慮した商品作りを提唱しています。例えば、オリーブの葉を使った健康青汁や、オリーブ健康酒など多彩なラインアップが揃っており、ペットとその飼い主に良い影響をもたらす商品へと進化しています。
小豆島ヘルシーランドの概要
小豆島ヘルシーランド株式会社は1985年に設立され、現在は小豆郡土庄町に本社を置き、オリーブを基にした商品の研究開発と製造、販売を手がけています。社長の柳生敏宏氏の指導のもと、同社は地域社会や環境への貢献を目指し、常に新しい挑戦を続けています。
小豆島ヘルシーランド公式サイト
これからも、小豆島ヘルシーランドは、ペットの健康と幸せを追求し続けることでしょう。犬たちと人々の絆を深めるこの活動が、より多くの人に広がることを願っています。