重要な感染症対策としての換気
新型コロナウイルスがもたらした影響で、私たちの生活における換気の重要性は以前にも増して高まっています。しかし、換気がどのくらい効果的かを数値で把握することができるシステムは意外と少ないのが現実です。そのギャップを埋めるべく開発されたのが、Raspberry PiとCO2センサーを用いた「IoT換気モニタリングシステム」です。今回は、このオンライン講座について詳しくご紹介します。
講座の目的と内容
この講座では、以下の二つの目的を掲げています。まず一つ目は、感染症予防に望ましい換気の程度をWHOや厚生労働省の資料を基に定量的に示すこと。二つ目は、Raspberry Pi、Python、CO2センサーを用いて測定した換気状況をGoogle Spreadsheetに無料で記録する方法を解説することです。これにより、参加者は自らの環境での換気状況を可視化し、感染症対策に生かすことができます。
講座の特長
本講座が提供するシステムの特長は、次の通りです。
- - プログラミング知識不要:初心者でも簡単に利用できます。
- - 電子工作不要:ハンダや回路構築の必要はありません。
- - 低コストで実現:市販品と比べて2万円以下でシステム構築が可能です。
また、初めてプログラミングやRaspberry Piに触れる方でも安心して参加できるよう、使用する用語や技術について丁寧に解説しています。これにより、参加者がシステムの仕組みを理解し、どのように活用すれば良いかを学ぶことができます。
講座対象者
本講座では、換気状況の可視化を求める幅広い方々に向けて情報を提供しています。自宅や飲食店、宿泊施設、オフィスなどで感染症対策を強化したい方、またオフィスや自宅のCO2濃度を測定し、作業効率を改善したい方には特に有用です。さらに、農家や農業愛好家にも役立ち、施設内のCO2濃度をモニタリングできます。
Fagriのコロナ禍における取り組み
株式会社Fagriでは、コロナ禍への対策として、3Dプリンターで作成したフェイスシールドを医療機関に無償提供するなど、積極的な取り組みを行ってきました。また、この講座のノウハウは、過去に提供した「Raspberry PiとPythonでIoTはじめの一歩」講座の知見を活用しています。
IoTキッチンガーデン講座へのリンクも設けており、こちらもぜひご覧ください。
会社概要
株式会社Fagriは、代表の佐々木健介が東京大学を卒業し、ボストンコンサルティンググループやリクルートを経て設立されました。「楽しい農業を実現するサービス」を目指し、農業における利他、正直、楽しくというValueを大切にしています。様々なプロジェクトを通じて、農業分野に貢献しています。
ぜひこの機会に、感染症対策を強化するために、Raspberry PiとCO2センサーを活用した換気モニタリングシステムについて学んでみませんか?
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