岡山大学が南海トラフ地震に関する研究セミナーをオンライン開催

岡山大学南海トラフ地震セミナーの開催

国立大学法人岡山大学の高等先鋭研究院に属する文明動態学研究所（RIDC）は、2025年3月19日（水）12:00から13:00に、オンラインで第43回RIDCマンスリー研究セミナーを実施します。このセミナーでは、南海トラフ地震など将来の大地震に関する発生確率の考え方と求め方、その意義をテーマに取り上げます。参加は無料で、興味のある方ならどなたでも参加可能です。

セミナー概要

今回のセミナーでは、岡山大学の隈元崇教授が講演を行います。地震のハザードマップや、国が公表する全国地震動予測地図を例に挙げ、今後30年以内に震度6弱を超える揺れに見舞われる確率について説明します。その中でも特に、南海トラフでの大地震発生確率は約80%とされ、この数字の根拠となる歴史資料や計算手法について詳しく解説します。

地震研究は、科学的データと歴史的な見地から評価される分野であり、学術研究の重要な一環です。地震発生モデルや確率を用いたハザードマップは、災害対策や地域の安全対策に向けた情報提供の手法としてますます重要視されています。

講演内容

隈元教授は、地震発生確率評価の考え方やその計算手法について、できるだけ分かりやすく説明します。また、最近の研究成果やハザードマップの活用意義についても言及する予定です。地震のリスクを理解することは、地域社会における防災意識の向上にもつながります。これを踏まえ、参加者が少しでも理解を深められればと考えています。