業界初の小型KVMエクステンダーFE-1400CWが誕生
FCLコンポーネント株式会社が新たにリリースした小型KVMエクステンダー「FE-1400CW」は、アナログビデオ信号を最大250mまで延長できる優れた性能を備えています。この製品は、サーバーやPCと接続されたキーボード、マウス、モニターを远隔操作可能にすることで、さまざまな業界での利用をサポートします。特に、半導体製造装置や医療機器での使用が期待されています。
FE-1400CWの特長と仕様
FE-1400CWは、左側が送信ユニット(LOCAL)、右側が受信ユニット(REMOTE)から構成されており、コンパクトなサイズのため、設置スペースをわずかに占有します。具体的なサイズは、両ユニットともに110(W)×100(D)×25(H)mm。これにより、狭い場所でも簡単に設置できるのが特長です。
さらに、FCLコンポーネント独自の高品質画像伝送技術により、最大250mの距離でも高解像度のビデオ信号を提供します。具体的には、XGA(1024×768ドット)では250m、WUXGA(1920×1200ドット)やフルHD(1920×1080ドット)では150mまで延長できます。また、画質調整がキーボード操作で可能となっているため、設置場所を選ぶことなく操作性を向上させています。
幅広い用途で活躍
このKVMエクステンダーは、医療分野ではMRIやCTなどのクリーンルームでの利用、または管理区域外での操作に最適です。半導体製造装置において、コンソールの延長が必要なシーンでも、その性能を発揮します。アナログビデオ信号に依存している環境でも対応可能なため、現在使用している代替機器との互換性も考慮されています。
価格と発売時期
FE-1400CWの量産は2024年10月から予定されており、販売価格はオープンプライスということで、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が期待されます。
環境への取り組み
FCLコンポーネントは、KVMエクステンダーの販売だけでなく、同社が提供する製品全般において、省エネルギーや資源リサイクルに注力しています。カーボンニュートラルを目指し、持続可能な社会創造に貢献する企業として、今後も新たな製品を展開していく予定です。
このように、FE-1400CWは技術の進化と環境への配慮が融合した製品であり、広範な用途に対応する新たなスタンダードとなることを目指しています。