野村アセットマネジメント、UntroDファンドのファイナルクローズを達成
野村アセットマネジメント株式会社(以下、当社)は、UntroD Capital Japan株式会社(以下、UntroD社)との共同で設立した「UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド投資事業有限責任組合」(以下、当ファンド)のファイナルクローズ(最終募集)を無事に完了したことをお知らせします。このファンドは、最新の科学技術を有するスタートアップや大学発のベンチャーに焦点を当てており、今後の成長が期待されます。
ファンドの目的と戦略
当ファンドは、経済的なリターンを求めるのみならず、社会的な課題の解決を同時に目指すインパクト投資と、未上場株式から上場後も資本を保有するクロスオーバー投資を融合させたユニークな運用戦略を展開しています。これにより、資金調達が難しい日本のスタートアップ企業の成長をサポートし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。
投資先の選定
当社は特に、ディープテックと呼ばれる先進的な技術を持つ企業に注目しています。これはヘルスケア、バイオテクノロジー、宇宙産業、ロボティクスなど、様々な分野に広がります。これらの企業は、社会に新たなイノベーションをもたらす可能性が高く、今後の成長が期待されています。
今後の展開
当ファンドは、2024年12月にファーストクローズを行い、最終的な資金調達を完了しました。複数の機関投資家の参加により、資金面でも強固な基盤を築き上げています。今後は、研究開発型スタートアップへの深いエンゲージメントを重視し、取締役会への参加や事業計画の支援などを通じて、企業価値の向上に寄与する方針です。
持続可能な社会に向けた取り組み
日本の資本市場は、ここ近年、さまざまな課題に直面しています。特にレイト・ステージでの成長資金の不足や、上場後の時価総額の停滞が顕著です。これらの問題を解決すべく、当ファンドは戦略的なシームレス支援体制を築き、継続的な資金供給を行うことで、ディープテックの社会実装を促進します。
プライベートアセットへの注力
野村アセットマネジメントは、ファンドの設立にとどまらず、プライベート領域への投資機会を拡大し続けています。投資戦略の専門性を高め、持続可能な投資環境を整えていくことで、新たな投資機会の創出に寄与します。これにより、投資の好循環が実現されるでしょう。
おわりに
このように、UntroD野村クロスオーバーインパクトファンドは、日本のスタートアップへの持続的な支援と社会的インパクトを追求する重要な取り組みです。未来を見据えたこのファンドの進展から、目が離せません。