パナソニックのオーダーメイドバイクが織りなすコミュニティ「POSオーナーズミーティング 2025」
2025年11月29日、パナソニック サイクルテック株式会社が主催する「POSオーナーズミーティング 2025 in 川口」が開催されました。このイベントは、同社のオーダーメイドバイクフレーム「パナソニック オーダー システム(POS)」のオーナーに参加が許される特別な集まりであり、その目的はオーナー同士の交流を深めると共に、作り手との対話によって新たな気づきを得ることでした。
会場は川口市にあるOKS CAMPUS。ここには16名のオーナーが集まり、それぞれが持ち寄った自慢のPOSバイクが展示されました。多様なデザインやカスタマイズが施されたフレームを見るだけでも、参加者たちの情熱が伝わってきます。さらに、特別ゲストとして、自転車ライターの安井行生さん、アズマ産業株式会社代表でありサイクリストの伊美哲也さんも参加し、イベントを盛り上げてくれました。
イベントは、参加者全員が集まり、パナソニックの社員やゲストによる挨拶と準備運動からスタート。交流を深めた後、荒川沿いを約45kmのライドへ出発しました。途中、「彩湖」のフォトスポットや「舟和」の芋ようかん、さらには「KURU」という有名なソフトクリーム店などへの寄り道をしながら、参加者同士やゲストとの対話が楽しめる絶好の機会となりました。全員が一緒に完走したことも、絆を深めた瞬間と言えるでしょう。
ライド後には、会場でPOSのフレームや塗装のサンプルを展示し、ランチを共にしながらの交流会が行われました。1987年から続くPOSの歴史や塗装技術に関するプレゼンテーションでは、オーナーたちがこのブランドに込められた思いに触れることができました。特に、職人の技術やものづくりの精神に関するディスカッションは、オーナーにとって非常に興味深い内容だったようです。さらに、他のオーナー同士で情報を交換し合う光景も見られ、共通の趣味を持つ仲間との絆が感じられました。
イベントのクライマックスには、2025年3月に登場したPOSチタンフレームの試乗会が行われ、参加者は自身のPOSバイクと共に記念撮影を楽しむことができました。参加者の中からは、「作り手と直接話すことができたのが良かった」「高品質なものづくりを続けてほしい」といった感想が聞かれ、普段触れ合うことの少ない職人や社員と直にコミュニケーションができた貴重な経験が多くの参加者に喜ばれたようです。
パナソニック サイクルテックは、今後も大阪・柏原市の自社工房でのハンドメイドにこだわり、高品質なバイクを提供し続けていくとのことです。「POSオーナーズミーティング」は、単なる交流イベント以上の意義を持っていることを改めて感じさせる素晴らしい機会でした。これからもこのようなコミュニティの形成が進むことを期待しています。