デジライズがGMOインターネットグループから資金調達
AIツールと研修事業を行う株式会社デジライズは、GMOインターネットグループからの資金調達を発表しました。この動きは、デジライズの独自LLM(大規模言語モデル)開発および導入支援事業の拡大に寄与する予定です。デジライズは「AIの利便性と感動を全ての人へ」というビジョンのもと、特に法人向けAIサービスに注力しています。
資金調達の内容
今回の資金調達は、GMOインターネットグループとの第三者割当増資を通じて実施されました。この資金を元に、デジライズは同グループが提供するGPUクラウドサービスを利用し、独自のLLM開発をさらに進めていく考えです。特に、企業向けの生成AIツール「AI Works」の導入が進む中、その機能拡充にも力を入れています。
デジライズの目指す目標
デジライズは、今後日本のAIスタートアップの代表企業として成長することを目指しています。そのために、以下の3つの目標を掲げています。
1.
AI人材育成
2025年までに「法人リスキリング®」受講者数を10万人にする計画です。このプログラムは、動画学習とワークショップを組み合わせたもので、既に多くの企業に導入されています。
2.
法人向け生成AIツールのシェア拡大
「AI Works」の導入企業数を2026年までに2,000社へと増やすことを目指しています。これにより、日本国内での生成AI活用を促進します。
3.
グローバル展開
2024年12月にシンガポールへの進出を皮切りに、ベトナムやタイなどアジアの主要都市への事業展開を予定しています。
資金調達の意義
この資金調達により、デジライズは採用活動を強化し、AI研修講師やカスタマーサクセスの人材を増やす予定です。「法人リスキリング®」プログラムは、これまでに150社、1.5万人以上が受講し、企業のAI人材育成に寄与しています。
また、法人向けChatGPT「AI Works」の機能強化や安全性の向上にも取り組み、AI活用を容易にするユーザーインターフェースの提供を進めます。さらに、定期的なアップデートを通じて、サービスの性能と機能を常に改善していく方針です。
GMOインターネットグループの支援
GMOインターネットグループの内田さんは、デジライズの茶圓社長に対し、彼の情熱と知見を評価し、今後の協業に期待を寄せています。このようなバックアップを受け、デジライズは自身のビジョンを加速させ、日本企業のAI活用を更に促進する意気込みを強めています。
デジライズの将来展望
デジライズは、AIの普及を通じて日本企業の国際競争力を高めることを目指しています。特に独自のLLM開発では、企業のニーズに応じたAIソリューションを提供し、日本のAI産業をリードする存在となることを目指しています。今後も引き続き業界の進展とともに、注目を集める企業となるでしょう。