ユビタスのUbiONE、2024年台湾デジタル大臣賞受賞
クラウドゲーミングとAIソリューションのグローバルリーダーとして知られる株式会社ユビタスが、同社のクラウドベースAIバーチャルキャラクター作成プラットフォーム「UbiONE」が、台湾デジタル産業推進機構による2024年度「デジタルクラウドサービス研究開発助成事業」に選出されたことを発表しました。この業界の注目を集めるニュースは、ユビタスが引き続き革新と先進性を追求していることを示しています。
UbiONEの特長
UbiONEは、ビジネスに特化した使いやすいAIバーチャルキャラクター作成プラットフォームであり、繁体字中国語モデルに基づいて構築されているため、台湾の文化的背景をしっかりと捉えています。ブラウザベースで提供されるこのプラットフォームは、デザインや音声、動き、さらには多言語によるインタラクションを実現するための豊富なカスタマイズオプションを持っており、ユーザーのニーズに応じて最適なキャラクターを制作することが可能です。
「これはユビタスのAI技術におけるリーダーシップを示すものであり、政府がバーチャルヒューマン技術の未来を信頼している証です」と、ユビタスのCEOウェスリー・クオ氏は述べています。さらなるAIイノベーションの推進と、医療や金融、小売を含むさまざまな業界への貢献を目指しているとのことです。
クリエイターと企業のためのプラットフォーム
UbiONEは、クリエイターがVtuberなどのAIバーチャルインフルエンサーを制作するための理想的なソリューションです。これにより、ストリーミングでの交流が広がり、エンターテインメントやeコマース、ブランドプロモーションイベントなど、多様なコンテンツに対応可能です。企業はこのプラットフォームを活用し、よりリアルで感情豊かな会話を持つバーチャルキャラクターを通じて、顧客とのエンゲージメントを深めることができるでしょう。
UbiONEを支えるテクノロジーは、高いインタラクティブ性を持たせ、様々なシナリオに適応できるキャラクターを生み出します。結果的に、ブランドの没入型体験を提供し、貴重な価値を創出することが期待されています。
エンターテインメントと教育分野での成功例
UbiONEは、その可能性を幅広いメディアで発揮しています。台湾初のAI VTuber「ユビちゃん」は、5,000時間を超えるライブ配信を実施し、多くのフォロワーを引き付けています。彼女はバーチャルMCとして様々なイベントに参加し、ユビタスのイメージキャラクターとして活動しています。また、台湾夜市のAIガイドキャラクター「YesBear」は、文化や料理の情報を提供する役割を果たしており、地域の観光業にも貢献しています。
さらに、UbiONEは台南大学と連携し、リアルタイムでバイリンガル(台湾語および英語)の対話を支援するAIティーチングアシスタント「Tai-Ying-Hui」を導入。教育の現場でも注目を集めています。
ユビタスの技術と未来
ユビタスは、最先端のGPU仮想化技術とクラウドストリーミングプラットフォームを駆使し、優れたユーザー体験を提供することに注力しています。様々なデバイスでAAAのゲーム体験を楽しむことができ、革新的なGameCloud技術によってマルチデバイスの没入感を追求しています。
さらに、AI開発にも力を入れており、大規模言語モデルや生成AIツールの開発に挑戦。これによって、多様な業界の課題解決に向けた新しいソリューションを提供しています。
UbiONEの採用は、ユビタスにとって重要な評価とともに、AIとデジタル技術の未来に向けた大きな一歩となることでしょう。今後、ブランドのデジタル化と顧客エンゲージメントの強化を図る上で、UbiONEの役割はますます重要になると予想されています。