CyberomiXが340種類のタンパク質を同時解析する新サービスを開始
株式会社CyberomiX(本社:京都市)は、最新のマルチオミクスパネル「MultiPro® Human Discovery Panel」を用いた受託解析サービスを提供開始しました。これにより、研究者は340種類のタンパク質を同時に解析することが可能となります。
MultiPro® Human Discovery Panelの特徴
この革新的なパネルは、シングルセル解析の実験ワークフローに組み込むことができ、細胞表面タンパク質と細胞内タンパク質を同時に対象にする点が特徴です。約340種類の抗体から成り、転写因子やサイトカイン、シグナル伝達因子、リン酸化タンパク質といった免疫研究やがん研究において重要な分子群を網羅しています。
また、10x Genomics社の「Chromium Single Cell Gene Expression Flex」との互換性も持ち、遺伝子発現とタンパク質発現を同時に解析することができます。これにより、単一細胞レベルでの詳細な情報を得ることができ、細胞の機能や状態を高解像度で把握できるようになります。
CyberomiXならではのサポート体制
CyberomiXは過去に多くのシングルセル解析や空間トランスクリプトーム解析を手がけた実績を持ち、多様な研究者のニーズに応える柔軟な解析支援を行っています。新たにMultiPro®を組み込んだ解析サービスにより、大規模かつ包括的な細胞機能のプロファイリングが可能です。
大規模・包括的な細胞機能プロファイリング
このサービスを利用することで、約340種類のタンパク質を一度に解析し、細胞の多様な機能や状態を一目で把握できるようになります。これにより、研究者の作業が効率化され、時間を節約することができます。
遺伝子×タンパク質の統合解析
このサービスは、遺伝子発現データとタンパク質データを同じ細胞から取得できることが特長です。これにより、より正確で詳細な細胞種の同定や機能解析が実現し、研究の質が向上します。
コストパフォーマンスの高さ
競合他社と比較しても大幅にコストを抑えた価格体系が魅力的です。このため、大規模研究でも導入しやすく、充実したサービスを提供することが可能です。
専門家によるサポート体制
実験設計からデータの解釈、論文化に向けたアドバイスまで、CyberomiXの専門スタッフが伴走支援を行うため、研究者は安心して解析を進めることができるでしょう。
今後の展望
CyberomiXは、最先端のマルチオミクス技術を国内の研究者に迅速に提供し、基礎研究から臨床応用研究まで幅広く支援することを目指しています。「MultiPro® Human Discovery Panel」を導入することで、がん免疫療法や自己免疫疾患、感染症研究における新たな発見を見出す手助けをしていく予定です。
会社概要
株式会社CyberomiXは、次世代シーケンス解析やシングルセル解析、空間トランスクリプトーム解析を中心とした受託解析サービスを提供しています。研究者のニーズに基づき、最適な実験設計から高レベルな解析までを一貫して支援し、生命科学研究の進展に貢献しています。