酸素残圧低下警報器『Alarm Bird Pippi』のご紹介
埼玉県さいたま市に本社を構える株式会社三幸製作所は、医療機器市場に向けて新たな製品『酸素残圧低下警報器 Alarm Bird Pippi』を発売しました。この製品は、医療現場での酸素ボンベの使用における「ヒヤリハット」を防止することを目的としています。
ヒヤリハットの実態
医療現場では、多くの酸素ボンベが日常的に使用されていますが、その中には残量を確認せずに使用を続けてしまうケースも見受けられます。具体的には、残量がなくなった酸素ボンベをそのまま使い続けたために、ガス切れを起こして患者に影響を及ぼす事例が報告されています。これらの問題は日本産業・医療ガス協会の資料でも取り上げられており、解決策が必要とされています。
埼玉県産業振興公社主催の医療現場の課題に関するプレゼンテーションでも、警報機能を持つ装置の必要性について多くの意見が寄せられました。
製品開発の背景
そこで、私たち三幸製作所は長年にわたって、酸素ボンベの残圧を常に把握できる機能を持った製品の開発を進めてきました。今回の『Alarm Bird Pippi』は、特に医療現場の安全性向上を目的としたいとの考えから開発されたものです。また、製品化にあたっては埼玉県新技術・製品化開発費補助金事業にも採択されています。
特徴と利便性
『Alarm Bird Pippi』の特徴はいくつかあり、多機能性が保たれています。次にその主要な特性をご紹介します。
1.
聴覚警報と視覚警報の両方を搭載
この製品は、ブザー音による聴覚的な警報と、LEDランプによる視覚的な警報を両方装備しています。これにより、医療関係者は状況をより左右の感覚を使って確認可能です。
2.
簡単な取り付け
既存の圧力調整器に後付け可能な設計となっており、医療施設内での導入が簡単に行えます。これにより、従来の設備を有効活用できます。
3.
多様な電源オプション
使用できる電源は、アルカリ電池またはリチウムイオン電池(エネループ等)で、ニーズに応じた使い方ができます。
4.
コードレスの利点
この製品はコードレス設計のため、病院内のさまざまな場所で手軽に使用でき、作業効率が向上します。
5.
愛らしいデザイン
側面のカバーは小鳥を模したデザインで、可愛らしさと機能性を兼ね備えています。ユーザーの親しみやすさを考慮しました。
『Alarm Bird Pippi』の効果
この新型警報器を導入することで、医療関係者は酸素ボンベの残量を容易に監視できるようになります。これにより、万が一の事態を未然に防ぐことができ、「ヒヤリハット」の発生を減少させることが期待されます。最終的には、患者様の生活の質(QOL)向上に寄与することを目指しています。
お問い合わせ
『酸素残圧低下警報器 Alarm Bird Pippi』に関する詳細や購入については、以下の連絡先にてお問い合わせいただけます。
株式会社三幸製作所
電話:048-624-8121
FAX:048-622-3470
メールアドレス:
[email protected]