トーア紡コーポレーションの令和6年12月期決算発表
2025年2月13日、トーア紡コーポレーション(本社:大阪市)は、令和6年12月期の決算を発表しました。この発表では、企業の業績や今後の方針、さらには株主優待制度についての情報が提供されました。
令和6年12月期決算の概要
本年度における日本経済は、社会活動の正常化が進む中でインバウンド需要が回復し、雇用環境も改善されつつありました。しかし一方で、不安定な国際情勢やインフレの影響を受けて個人消費が完全に回復するにはまだ課題が残りました。
このような状況の中、トーア紡は自社の強みを生かし、商品価値の向上に努めました。その結果、売上高は18,419百万円で前年同期比3.3%の減少となったものの、営業利益は687百万円で7.4%の減少、経常利益は857百万円で5.8%の増加を記録しました。特に、親会社株主に帰属する当期純利益は799百万円で前年同期比39.4%の大幅な増加を実現しました。
今後の見通し
トーア紡は令和7年12月期を初年度とする中期経営計画を策定しました。この計画では、最終年度の目標として連結売上高21,300百万円、営業利益1,000百万円、経常利益870百万円、さらに親会社株主に帰属する当期純利益730百万円を掲げています。
次期は事業基盤の強化に注力し、連結売上高19,500百万円、営業利益800百万円、経常利益730百万円、親会社株主に帰属する当期純利益500百万円を目指す計画です。この方針が実現すれば、安定した成長に繋がることでしょう。
株主優待制度について
また、令和6年度の株主優待制度についても継続が決定されました。対象となるのは、2022年12月31日現在において、同一の株主番号で1年以上続けて当社の株主名簿に記載されている1,000株(10単元)以上保有する株主さまです。この株主優待は、株主への還元策として重要な役割を果たしています。
会社情報
トーア紡コーポレーションは1922年に創業し、2003年には法人化されています。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、証券コードは3204です。資本金は約39億4,000万円で、代表者は長井渡氏が務めています。大阪市中央区に本社を構えています。
詳しい内容については、トーア紡のホームページのIRライブラリを参照することができます。これからのトーア紡の動向にも期待が寄せられます。