神戸学院大学と共同開発した新たな防災グッズ
消防設備の設計施工を手掛ける株式会社神防社が、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科の中田ゼミと共に開発した「モラスマイ チェアBOX」が、2026年7月15日よりクラウドファンディングを開始します。このプロジェクトの目的は、災害に備えるだけでなく、実際に使用できる防災用具を提供することです。
なぜトイレ問題が重要なのか?
災害時には食料や飲料水の備蓄が重要視される一方で、トイレ環境の悪化がもたらす健康リスクが軽視されています。避難生活において、トイレ不足や衛生状態の悪化が健康を脅かし、災害関連死を引き起こす要因となることが指摘されています。そのため、「備えていること」と「実際に使えること」は根本的に異なる課題であると、神防社は考えています。
現場の声を反映した開発
同プロジェクトは、神戸学院大学の学生と企業の強みを活かした産学連携が特長です。学生の石塚碧士さんは防災士の資格を持ち、実際に避難所での課題に直面した経験があります。一方、神防社は阪神・淡路大震災を経験し、防災知識に基づいた商品の開発に取り組んでいます。この二つの視点を融合させ、「本当に使える備蓄」を目指した製品開発が進められました。
「モラスマイ チェアBOX」の特徴
今回開発された「モラスマイ チェアBOX」は、収納箱が便座としても機能します。普段はコンパクトに収納でき、必要な際には簡単に便座として組み立てられる仕様です。これにより、新たな備品を追加せず、保管スペースの確保も容易です。また、外装表示によって消費期限や中身を管理しやすく、女性や高齢者への配慮も十分に考慮されています。
クラウドファンディングの目的
今回のクラウドファンディングには、商品を販売するだけでなく、災害時のトイレ問題を多くの人に知ってもらう意義があります。「本当に使える備蓄」について考える機会を提供し、社会全体での意見を集めることを目指しています。このプロジェクトを通じて、防災に対する意識が向上し、未来の避難所環境の改善につながることを期待しています。
クラウドファンディング詳細
神防社について
株式会社神防社は、兵庫県神戸市に本社を構え、創業17年の経験を有する防災関連会社です。防災設備の設計・施工、消防防災用品の販売および保守点検など、幅広いサービスを提供しています。社員は阪神大震災を経験し、自然災害に備えた商品開発にも注力しています。ECサイトでの商品購入も可能です。神防社は、安心・安全な未来の防災システムを構築することで、社会に貢献することを目指しています。