岡山県の酒蔵による新しいオンライン蔵祭り
岡山県の板野酒造場が主催する蔵祭りが、今年は完全にオンラインで開催されます。この新しい形の催しでは、日本酒をさまざまな形で楽しむことができる1日となっており、多くのイベントが用意されています。
1. オンラインで乾杯
イベントのスタートは、杜氏(とうじ)の乾杯の音頭で始まります。この瞬間、全国の参加者と一緒に乾杯を楽しむことができます。特に、今年の祭のために用意された記念酒は、雄町米を50%精白した純米吟醸「疫病退散を祈願した限定ラベル」のお酒です。この特別なお酒は、インターネットもしくはお電話で購入することができます。
- - アマビエラベル酒(1.8L: 3,000円、720ml: 1,500円)
- - アマビコラベル酒(1.8L: 3,000円、720ml: 1,500円)
特製のアマビエ様、アマビコ様ラベルのお酒が皆さんの元に届き、乾杯を通じて同じタイミングで楽しむことができます。
2. オンライン酒造見学
普段は見られない酒造の裏側を、ライブ映像でお届けします。「あそこはどうなっているの?」という視聴者の疑問にもお応えしながら、特別な映像体験を提供。板野酒造場の日常や製造過程の秘密を知ることができ、酒造りの魅力に迫ります。
3. 杜氏トークショー
オンラインでの蔵祭りでは、酒作りの現場で働く杜氏が自らの思いやこだわりを語るトークショーも開催されます。普段は聞けない貴重な話を聞けるチャンスです。酒造の情熱や哲学を直接聞くことができ、興味深いひとときを過ごせます。
4. オンライン酒蔵コンサート
酒蔵コンサートも行われます。毎年蔵祭りに参加している演奏家を招き、ギターとトランペットによるジャズデュオの演奏を楽しむことができます。14時20分から30分程度の予定で、音楽と日本酒が融合した特別な時間を提供します。
きびの吟風について
岡山県の酒は万葉集にも登場し、その魅了は古くから賞賛を受けてきました。板野酒造場は、吉備の国の中心地である岡山県で酒造りを行っており、特に旭川水系の水を使用することによって、優しい味わいを持つ日本酒を生み出しています。岡山県のお酒は中口から甘口のものが多く、親しみやすさが特長です。
「きびの吟風」という銘柄には、豊臣秀吉の正室であるねねの家系に由来があり、愛され続けるお酒になってほしいという願いが込められています。この蔵祭りでは「きびの吟風」の商品や魅力も詳しく紹介されます。この機会にぜひ、岡山の酒文化とその魅力を体験してみてください。
参加方法
詳細な参加方法やイベントスケジュールについては、板野酒造場の公式ホームページやお電話での問い合わせをご利用ください。オンラインでの新しい形の蔵祭りを楽しみながら、日本酒の奥深さを味わいましょう。