小型衛星譲渡契約
2019-04-24 15:00:54
JAXAとスカパーJSATが小型実証衛星譲渡契約を締結
JAXAとスカパーJSAT、初の小型実証衛星譲渡契約を結ぶ
日本の宇宙開発機関であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)と、スカパーJSAT株式会社が小型実証衛星4型(SDS-4)の譲渡契約を締結しました。この契約は、日本の宇宙産業のさらなる発展に向けた重要な一歩とされています。
スカパーJSATの新たな取り組み
近年、スカパーJSATは従来の静止衛星による通信サービスだけでなく、低軌道衛星向けの地上局サービスも積極的に展開しています。北海道、茨城、沖縄に設置した地上局設備を活用し、さらに国内外の関連業者と提携して、低軌道衛星からの大容量データを迅速に顧客に届けるためのネットワークを構築しています。この取り組みは、2018年度からの宇宙・衛星事業ビジョンの一環として進められています。
SDS-4の意義
SDS-4は、JAXAが運用している人工衛星の一つであり、初期のミッション目的を達成した後、民間企業による活用が期待されています。これにより、宇宙産業が新たに広がりを見せることが期待されます。今回の譲渡契約は、宇宙商業利用の可能性を広げる第一歩として位置付けられています。
宇宙産業ビジョン2030
JAXAとスカパーJSATの提携は、今後の宇宙産業の発展に向けた「宇宙産業ビジョン2030」の実現に向けても重要です。両者はそれぞれの強みを活かし、宇宙産業全体の市場規模を拡大することを目指しています。JAXAは技術開発を支える中核機関として、この動きを後押ししています。
今後の展望
今回の譲渡契約により、SDS-4を通じた新しいサービスやビジネスモデルの創出が期待されます。スカパーJSATは、衛星多チャンネル放送と衛星通信を提供する企業としての地位をさらに強固にし、日本の宇宙産業の発展に寄与していくでしょう。
まとめ
JAXAとスカパーJSATの小型実証衛星譲渡契約は、宇宙産業の新たな可能性を示すものとして注目されています。今後、両者がどのような取り組みを進め、宇宙ビジネスがどのように進化していくのか、ますます目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
スカパーJSAT株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂1-8-1赤坂インターシティAIR11階
- 電話番号
-
03-5571-7600