BionicMと東京理科大
2024-12-04 09:23:33

BionicMと東京理科大学が「Bio Leg®」研究で新たな挑戦を開始

BionicMと東京理科大学、共同研究で新たな可能性を探る



BionicM株式会社が、学校法人東京理科大学との間に共同研究契約を締結したことを発表しました。この契約は、2024年9月に正式に発効し、東京の技術研究を世界に広げる重要な一歩となります。BionicMの画期的なパワード義足「Bio Leg®」に関する研究が進められ、同大学の先進工学部機能デザイン工学科において、特にApplied Biomechanics Labとの強力な提携が期待されています。

研究の目的と背景



パワード義足は、多くの義足使用者の日常生活において課題を抱えています。特に、左右の歩行の非対称性からくる転倒リスクや慢性的な腰痛に悩む人々が多いのが現状です。今回の共同研究では、実際に「Bio Leg®」を装着することで得られる歩行データの取得と解析を行い、具体的な利点を明らかにすることが主な目的です。

この研究では、立位や歩行、階段の昇降時に利用者がどのように義足のバランスを取るのか、詳細に観察します。これにより、パワード義足がどのように使用者の日常生活を支え、質を向上させるかが科学的に検証されます。

リビングラボの設置



東京理科大学の葛飾キャンパスには、ユーザーが実際の生活環境を再現した「リビングラボ」が設置されています。この施設では、装着者が一定期間生活することで、義足の実際の使用状況についてリアルタイムでデータを取得することが可能です。集められたデータは、今後のパワード義足の改良に役立てられ、使用者への還元が目指されています。

研究成果の発表



これまでにも、BionicMとApplied Biomechanics Labは多くの共同研究を行っており、2024年3月にシカゴで開かれた米国義肢装具士学会(AAOP)にて、それらの研究成果を発表しました。演題には、装着者の動作分析や新たな計測システムの導入についての報告が含まれています。

このような国際的な場での研究発表は、BionicMと東京理科大学の研究の重要性を広く認識させる機会となりました。

未来へ向けて



BionicMとApplied Biomechanics Labの取り組みは、義足使用者の生活の質を上げることを常に目指しています。今後も、研究を通じて安全で快適な社会を多くの人々に提供し続けていきます。さらに、BionicMでは新しいチームメンバーの募集も行っており、マーケティングやエンジニアリングなど幅広い職種での参加を歓迎しています。興味を持たれた方は、ぜひBionicMの採用ページを訪れてみてください。

会社概要



  • - BionicM株式会社: 2018年に設立され、東京大学での研究を基に推進されたスタートアップ企業です。下肢切断者向けのモビリティ向上を目指す義足の開発・販売を行っています。
  • - Applied Biomechanics Lab: 東京理科大学の先進工学部に位置し、義足研究において国内外で実績を持つ活発な研究室です。

この共同研究が、パワード義足の進化を促し、義足使用者の新たな可能性を開くことを期待しています。


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会社情報

会社名
BionicM株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ203室
電話番号
03-3868-2679

トピックス(科学)

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