創業100年の老舗商社、森川産業がDXに挑む
1916年に設立された森川産業株式会社は、医療衛生用品を専門に扱う老舗の商社であり、100年以上の歴史を持ちます。しかし、急速に進化するビジネス環境の中で、同社はIT能力において「5周遅れ」と感じており、デジタル技術の導入が急務だと認識していました。
2026年1月15日、森川産業の本社オフィスで開催された「DXの第一歩を踏み出す 実践的生成AIワークショップ」には、経営者や役員含む29名の社員が参加しました。このワークショップは、企業経営者に寄り添った支援を行う株式会社Doooxによって実施され、執行役員の末廣修平氏が講師を務めました。
生成AI活用の重要性
森川産業の二瓶康裕社長は、IT面での課題に対して強い危機感を持っており、「せめて3周遅れまでに」と改革を急いでいました。同社では生成AIを活用する機会が少なく、セキュリティリスクから導入が進められない状況ですが、「次世代に向けて変わらなければならない」という決意の下、今回のワークショップが実現しました。
ワークショップの構成
ワークショップは約2時間のプログラムで構成され、生成AIについての基礎知識、具体的な活用法、実際の作業を体験する内容が組まれました。特に、参加者は以下の3つのポイントを重視して学びました。
1. インプットとアウトプットの分別
生成AIを「インプット支援」と「アウトプットのブラッシュアップ」に分けて活用方法を理解することが重要です。インプット支援では、自分に適した学習資料を生成AIに作成してもらい知識を増やし、アウトプットでは新しい視点や知識を補い成果物の質を向上させるという考え方が紹介されました。
2. 業務の洗い出し
時間がかかる業務を生成AIに置き換える視点を提供し、具体的には資料作成や翻訳、議事録作成などの業務が生成AIで代替可能であることを紹介しました。参加者は自社の業務にこれらを活かせるかどうか考え始めるきっかけを得ました。
3. 業務改善と自動化の活用
面倒な作業を自動化する仕組み作りを生成AIが補助できる時代が来ていることが強調されました。従来は専門知識が求められた業務改善が、AIの支援によって容易になることを実演し、参加者に自ら体験して学ぶ機会が与えられました。
実践的な体験
ワークショップの後半では、参加者が実際にPCを操作し、生成AIを利用した業務改善のアイデア出しや具体的な作業を行いました。Nano Bananaを使用した画像生成や、notebookLMでの音声生成、さらにはGoogle Apps Scriptを使用したアプリ作成など、多彩な活用方法が体験され、参加者は次々とアイデアを持ち帰ることができました。
参加者のフィードバック
ワークショップ後のアンケートでは、参加者からポジティブな反響が寄せられました。「なにせ、5周遅れですから。活用できることがあると期待しています」と語った二瓶社長や、「新鮮で勉強になりました」との声も上がり、多くの参加者が生成AIの可能性に触れ、前向きな姿勢を見せました。
今後の展望
創業100年以上の森川産業が、DXに向けた第一歩を踏み出したことは、他の歴史ある企業にとっても希望の光となるはずです。今後も株式会社Doooxは全国の企業に向けて、実践的なDX支援や生成AIワークショップを提供し、持続的な成長を支援することを目指します。日本の産業界全体のデジタル変革に大きく貢献することでしょう。
会社情報
森川産業株式会社
- - 代表者名: 二瓶康裕
- - 所在地: 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9
- - 設立: 1924年
- - 事業内容: 医療衛生用品の卸売業
- - HP: 森川産業
創業100年以上の歴史を誇る医療衛生用品専門商社である森川産業は、日本の医療・介護の現場を支え続けてきました。今後も新たな技術を駆使し、ライフスタイルに合わせた商品と情報を提供していくことを目指しています。
株式会社Dooox
- - 代表者名: 久保寺亮介
- - 所在地: 東京都品川区
- - 設立: 2021年
- - HP: Dooox
企業の挑戦を支援する特命社長室や地域活性化事業など、多彩なサービスを展開し、新たな挑戦を促進しています。