スクールバスの安心
2023-07-03 19:30:01
生徒の安心を支える新しいスクールバス運行管理システムとは
新たなスクールバスの運行管理システム
子供たちの安全な通学を支えるための取り組みが、和歌山県紀の川市で進められています。恵那バッテリー電装株式会社が提供する、画期的なバス運行管理システム「MOQUL」が、地元の安楽川小学校や荒川中学校で導入されることが決まりました。このシステムは、LINEアプリを活用し、生徒や保護者に快適で安心な通学を提供することを目的としています。
便利で安心な「今どこ?ボタン」
「MOQUL」の最大の特徴は、スクールバスの現在地を簡単に確認できる「今どこ?ボタン」です。このボタンをタップすることで、保護者や生徒はリアルタイムでバスの位置を地図上で把握できるため、バス停での不安が軽減されます。特に、保護者が子供をバス停まで送った際に、バスが通過してしまったのか遅れているのか判断できないという声が多く寄せられていましたが、この機能によりその不安が解消されるでしょう。
簡単な連絡手段「バス乗りませんボタン」
また、生徒がバスを利用しない日には、LINEで「バス乗りませんボタン」を一タップするだけで、運転手に連絡できます。この手軽さが保護者の負担を軽減し、運行の円滑さにもつながります。スクールバス運転手にもすぐに情報が行き渡るため、効率的な運行が望めます。
他の機能でも安全性を強化
「MOQUL」は単にバスの位置情報を提供するだけではありません。事故発生時の映像記録機能や、運行日報の自動作成・管理、さらには危険運転警告機能なども搭載されています。これにより、安全運行をさらに強化し、信頼性を高めることが可能です。
地元からの期待
紀の川市教育委員会は、このシステムに対する期待を寄せています。市内の保護者からは、子供たちの通学に対する不安の声が上がっており、このアプリの導入によって保護者の心配が軽減されると見込まれています。学校の教師たちからも高い評価を受けており、地域全体での協力体制が強化されているようです。
利便性とコストの両立
恵那バッテリー電装株式会社の社長・山口功司氏は、今回のシステムの導入背景に言及しました。「学校の統廃合に伴って通学困難地域が増加する中で、利便性を高めたいと考える自治体からの問い合わせが増えています。既存のLINEアプリを活用することで、保護者世代との親和性が高く実施しやすい」と説明しています。コスト面も考慮されており、地区による導入の容易さが強調されています。
まとめ
「MOQUL」は、子供たちの安全な通学をサポートする新しいシステムとして期待されています。紀の川市での試験的な導入が成功すれば、他の地域にも拡大する可能性があり、将来的には全国的に普及していくかもしれません。子供たちとその保護者にとって、より安心で快適な通学が実現することを願っています。
会社情報
- 会社名
-
恵那バッテリー電装株式会社
- 住所
- 岐阜県中津川市茄子川2077-274
- 電話番号
-
0573-78-2688