SOLIZEが新たに導入した3Dプリンターの概要
SOLIZE株式会社(本社:東京都千代田区)は、このたびイタリアのRoboze S.p.A.が開発した最新の3Dプリンター「ARGO 500 HYPERSPEED」の取り扱いを開始しました。これは、国内でのスーパーエンプラ材料対応の3Dプリンターとしては、最先端の技術を誇ります。導入サポートや装置検討用のベンチマークも提供し、利用する企業にとって大きなメリットが期待されています。
ARGO 500 HYPERSPEEDの特徴と優位性
「ARGO 500 HYPERSPEED」は、熱溶解積層方式の3Dプリンターであり、特にスーパーエンプラと呼ばれる高強度材料に特化しています。この技術は、いくつかの特異な強みを持ち、従来の熱溶解積層方式の弱点を克服しています。特に、造形物の積層方向における強度不足を解消し、等方強度を実現。これにより、強靭で長持ちする製品の製造が可能です。
さらに、特筆すべきはRobozeの独自技術であるHYPERSPEEDテクノロジーです。この技術は、高速造形と高精度を両立させるもので、製造プロセスにおけるコントロール性も向上しています。企業はこれを活用することで、金属やCFRPなどで作られた複雑な機能製品を3Dプリント製品に置き換え、生産性の向上とコストの大幅削減に貢献できるでしょう。
大型造形に対応したサイズと素材
「ARGO 500 HYPERSPEED」は、PEEK、Carbon PEEK、PEKKなど、様々なスーパーエンプラに対応し、最大500mmの大型造形を行うことができます。これにより、多様なニーズに応じて製品を製造可能とし、製造業界に新たな風を吹き込むことでしょう。
また、同社は「ARGO 500 HYPERSPEED」だけでなく、小規模生産に適した「Plus PRO」や、1m角の大型モデル「ARGO 1000 HYPERMELT」もラインアップに加えており、顧客の多様な要求に柔軟に応える姿勢が感じられます。
SOLIZEのアディティブマニュファクチャリングへの取り組み
SOLIZE株式会社は、30年以上にわたりアディティブマニュファクチャリングに取り組んできました。現在、同社が運用する3Dプリンターは37台を超え、豊富な経験と専門知識を持っています。この先端技術を駆使し、さらなる製造プロセスの効率化とイノベーションの創出を目指しています。
Roboze S.p.A.の企業情報
Roboze S.p.Aは、産業用3Dプリンティングの最前線を行く企業です。彼らは、航空宇宙、エネルギー、モビリティなど多様な分野での応用を見据え、スーパーエンプラ及び複合材料を用いた包括的なソリューションを提供しています。彼らの目標は、持続可能なソリューションを通じて3Dプリンティングの普及を加速させることです。
イベント出展について
この革新的な製品をさらに深く理解するために、3Dプリンティングの総合展「TCT Japan 2025」にRobozeが出展します。CEOのAlessio氏が登壇し、製品のコンセプトや活用事例などについて解説する予定です。
- - 日時:2025年1月29日(水)12:00~12:30、30日(木)15:45~16:15
- - 会場:東京ビッグサイトTCT Introducing stage(東3ホール)
詳しくは公式サイトをご覧ください:
TCT Japan 公式サイト