東京王子ロータリークラブが60周年記念事業で幼児向けSDGs絵本を発刊
2021年4月、東京王子ロータリークラブは、創立60周年を祝し、幼児向けSDGs啓発絵本「みんなでひとつ〜SDGsとともに」を制作しました。このプロジェクトは、幼児とその保護者がSDGs(持続可能な開発目標)について知識を深め、他者へ心を寄せることを促進することを目的としています。
絵本の制作と内容
この絵本は、東京王子ロータリークラブの2020-2021年度代表であり、石川幼稚園の理事長である石川千世が主導しました。絵本の制作には、教員や園児が参加し、彼らのアイデアを基に協力して仕上げられています。特に注目すべきは、絵本の中に埋め込まれたQRコード。これを通じて、関連する動画を視聴しながら学ぶことができ、より多様な学びのスタイルを提供しています。
手交セレモニーと今後の展開
2021年4月14日には、東京王子ロータリークラブが外務省で手交セレモニーを行い、SDGs推進のための活動を開始しました。この際には、外務省国際協力局の岡田恵子審議官も出席し、絵本の重要性が強調されました。今後は、外務省やユニセフと連携し、絵本の普及活動を展開する予定です。
台湾との共同奉仕活動
さらに、この事業は国際的な展開を見せており、台北府門ロータリークラブとの共同奉仕事業として、台湾華語に翻訳されることが決定しました。これにより、台湾の幼児たちにもSDGsについて知識を持ってもらえる機会が創出されます。4月14日の創立60周年記念式典では、姉妹ロータリークラブである台北府門ロータリークラブへの謹呈も行われました。
SDGs普及啓発セミナーの予定
今後、東京王子ロータリークラブは北区産業振興課と協力し、SDGsに関する啓発セミナーを開催する計画も進行中です。また、全国的及び全世界の幼児へSDGsに関するメッセージが届けられるよう、一層の普及活動を行っていく方針です。
書籍情報
- - 発行者: 東京王子ロータリークラブ
- - 頒価: 500円
- - 企画・編集: 東京王子ロータリークラブ60周年実行委員会、台北府門ロータリークラブ、東京王子ロータリークラブ国際奉仕委員会
- - 動画制作: 東京書籍株式会社
- - 台湾語版翻訳: 鄭慧亭
- - 協力: 学校法人JET日本語学校
- - 印刷製本: 株式会社リーブルテック
このように、東京王子ロータリークラブは、持続可能な未来を考える幼児たちの育成に貢献し続けています。絵本「みんなでひとつ〜SDGsとともに」を通じて、次世代の子供たちにSDGsの重要性を伝える活動が期待されています。