建設業界に革新をもたらす「GENBAx点検」と「direct」の連携
建設現場での作業効率を高めるための新たな一歩が、SORABITO株式会社と株式会社L is Bの連携によって実現しました。2025年11月20日より、SORABITOが提供する建設現場の点検表をペーパーレス化するサービス「GENBAx点検」と、現場向けのビジネスチャット「direct」が連携を開始。このシステムの革新が、日々の点検業務のさらなるスピードアップと正確性をもたらすことが期待されています。
「GENBAx点検」と「direct」の連携の背景
最近、現場での点検結果や承認に関する通知を、普段使用しているチャットツールで受け取りたいというニーズが高まりました。この声は、特に株式会社竹中土木から寄せられ、メール通達に頼るだけではリマインドが不十分との指摘がありました。この背景を受けて、SORABITOとL is Bは今回の連携を決定しました。
連携による利点
「GENBAx点検」から送信された未完了のリマインドや承認通知が、チャット「direct」内で直接受信できるようになります。これにより、従来メールで行われていたやりとりが、日常的に使用されるチャット内で行えるようになるため、情報の見落としを防ぎ、コミュニケーションの円滑化が図られるのです。
また、ユーザーは通知の受信方法を個別に設定でき、個人宛やグループ宛に分けて通知を受け取ることが可能です。これにより、情報がより適切な形で各スタッフに伝わり、業務効率が飛躍的に向上します。
具体的な活用シーン
元請け企業が点検状況を即座に把握できるようになることで、現場の状況に迅速に対応できます。たとえば、安全パトロールの完了通知を受け取ることで、問題が発生した際に迅速な是正対応が可能になります。また、協力企業側は、点検が未完了な場合のリマインド通知を受けることで、忘れがちな業務の漏れを防げます。このように、一方での利点が他方にも好影響を及ぼすことが見込まれます。
「direct」の特徴
現場向けビジネスチャット「direct」は、文字のやりとりに加え、現場で撮影した画像や図面ファイルを共有できる機能も備えています。緊急時の安否確認や、タスク機能を活用した指示・依頼の明確化など、現場での迅速な情報共有が実現されるのです。これにより、業務の効率化だけでなく、現場チームの連携も強化されます。
今後の展望
今後、SORABITOとL is Bは「GENBAx点検」における通知種別の拡充も計画しています。安全点検業務がさらに効率化されることで、現場の生産性向上を目指します。両社は、パートナー企業とのコラボレーションを通じて、建設業界のデジタルトランスフォーメーションを推進し続ける意向です。
SORABITOとL is Bの企業理念
SORABITOは「はたらく機械のエコシステムを共創する」をビジョンに掲げており、建設業界のさまざまなニーズに応じたサービスを提供しています。一方、L is Bは現場の業務改善を使命として多様なソリューションの開発・販売に注力しており、デジタル化の進展にも貢献している企業です。
このように、現場の作業がデジタル技術を駆使することで効率的に進行する未来を予感させる両者の連携は、今後、さらなる革新と成長をもたらすことでしょう。