150年前のカレー復活
2022-11-02 09:00:01
SDGs×歴史!150年前のカレー「コルリ」を食の會日本橋で復刻
150年前のカレーが現代によみがえる!SDGsにも着目した「コルリ」
日本の食文化史における大きな転換期である江戸時代から明治時代への移り変わり。この時代、日本にカレーが初めて伝来し、人々は初めてカレーを口にしました。その時代の貴重な記録を元に、150年前の人々が味わったカレーを再現した「コルリ」が、東京・日本橋の『食の會日本橋』で11月7日より販売開始となります。
「コルリ」とは?
「コルリ」とは、福沢諭吉が1860年(万延元年)に著した『増訂華英通語』で「Curry」を翻訳した際に用いた表記です。西洋野菜がまだ一般的ではなかった当時、日本古来の農産物であるネギや生姜などをバターで炒め、小麦粉を加えて作られたカレーライスが「コルリ」のベースとなっています。
今回の復刻にあたり、明治時代の西洋料理店向け料理書や家庭向け料理本などを参考に、当時のレシピを可能な限り忠実に再現。150年前の味がよみがえります。また、食材にもこだわり、サステナブルな食材を使用することで、未来の食への想いを込めた一皿となっています。
当時のレシピを徹底調査!
「コルリ」の再現には、1873年に出版された『西洋料理通』(仮名垣魯文著)や『西洋料理指南』(敬学堂主人著)などの文献を徹底的に調査。さらに、遣米・遣欧使節団員の日記なども参考に、可能な限り当時の味を再現することに成功しました。使用する食器にもこだわり、当時欧風のカレーを食べた際に使用されたと考えられる、ノリタケの八寸皿と同じ大きさの食器を使用しています。
食の會日本橋のこだわり
『食の會日本橋』は、「持続可能な食文化をつくる」というコンセプトのもと、過去の料理本や古書からレシピを紐解き、現代に合うようアレンジしながら、歴史とSDGsを融合させた料理を提供しています。単に「美味しい」だけでなく、「食のストーリー」を味わうことで、より深い満足感を得られるような、工夫が凝らされています。
メニューと予約について
「コルリ」は、平日13時〜、1日3組限定で提供。2日前までの予約が必要です。料金は1人3000円(税込)。セット内容は「コルリ」(カレーとライスはおかわり自由)、サラダ、スープ、ドリンク付きです。予約はHPまたは電話にて受付中です。
食の會日本橋について
『食の會日本橋』は、日本の食文化史の中でも大きな変化があった明治時代に焦点を当て、江戸時代からの食文化の変遷を研究。日本橋という、古くから食が集まり発信されてきた歴史的な土地で、日々研究の成果を味わえる場を提供しています。
この機会に、150年前の人々が味わったカレー「コルリ」をぜひご堪能ください。SDGsの観点からも注目される、歴史と未来が融合した、忘れられない食体験となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社食の会
- 住所
- 東京都練馬区氷川台4-23-3
- 電話番号
-
080-5694-4985