シリコンバレー発スタートアップMODEが現場データ活用を支援
MODE, Inc.(本社:米国カリフォルニア州)は、現場向けIoTプラットフォーム「BizStack」のMCP(モデルコンテキストプロトコル)クライアントに対応したことを発表しました。これにより、BizStackのAIアシスタント機能「BizStack Assistant」は、企業が保有する多様なデータソースと外部システムとの連携が可能となります。
背景と課題
近年、AIエージェントが多様なシステムと連携し業務をサポートするトレンドが広がっています。しかし多くの企業では、AIの使用が限られた知識やあらかじめプログラムされたデータに留まっているという現実があります。そのため、必要な社内システムや実際の業務に不可欠な情報を活用するのが難しくなっています。また、各企業で利用しているシステムが異なるため、AIと業務システムの連携には個別の開発が必要で、それが導入の障壁とされていました。
こうした課題を解決するために、MODEはBizStackのMCP対応を進めています。この取り組みが、よりオープンで柔軟な情報連携を可能にします。
MCPクライアント対応による利点
MCPはAIと外部システムを接続するためのオープンな標準規格として注目を集めています。MCPクライアントとは、AIが外部システムと標準化された方法で結びつき、必要なデータの取得や機能の実行を行うための仕組みです。
新たに追加されたMCPクライアント対応により、BizStack Assistantは外部MCPサーバーとの接続が可能となり、ユーザー企業が持つ多様なデータソースとの連携が実現しました。これにより、BizStackは自社のIoTデータだけでなく、様々な社内システムや独自のデータベースに存在する情報も活用して業務を支援できます。
活用例の紹介
以下に、BizStackを通じて実現可能な業務の一例を挙げてみましょう。
- - 現場データと社内ナレッジの組み合わせによる状況把握:リアルタイムデータを活用して、適切な判断を下すサポートを行います。
- - 業務固有の計算(シミュレーションなど)の実施:特定業務に必要な計算を迅速に行うことが可能です。
- - 外部システムへのデータ送信:収集したデータを他システムに送信し、業務プロセスを効率化します。
このような機能を実現するためには、接続先のシステムやサービスの設定が必要となりますが、ビジネスの現場で効果的に活用されることでしょう。
今後の展望
MODEはこれまで、IoTデータや既存の業務システムを統合するためのデータ統合基盤として「BizStack」を提供してきました。今回のMCPクライアント対応により、AIが活用できるデータソースの範囲をさらに広げ、企業内外に分散している情報に柔軟にアクセスできる環境を整備します。
今後もMODEは、現場データと企業システムを連携させるオープンなプラットフォームとして、AIエージェントの時代に求められるデータ活用基盤の提供を推進していきます。
BizStackとは
「BizStack」においては、現場のリアルタイムデータや既存のシステム情報を一元的に管理し、AIを駆使した直感的な操作で業務の効率化や安全性向上を図るIoTプラットフォームです。建設・製造・物流など、さまざまな分野で発生するデータをつなぎ、センサーやカメラからのIoTデータ、業務システムやSaaSから取得した情報をリアルタイムで収集・解析します。
MODEについて
MODEは現場のリアルタイムデータの統合を支援する「BizStack」を開発・提供するスタートアップです。建設や製造、物流現場が直面する人手不足や業務の属人化といった課題に対し、デジタル技術とその現場理解に基づいたソリューションを提供し、多くの企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。