最新の最適設計支援ソフト「Optimus 2026.1」の全貌
サイバネットシステム株式会社が提供する最適設計支援ソフトウェア「Optimus」の最新バージョン、Optimus 2026.1が2026年6月24日より販売開始されました。このバージョンは、設計プロセスの効率化と品質向上を図るために、さまざまな改良が施されています。
Optimusとは
Optimusは、構造、熱、流体、電磁場、音響等の様々な分野に対応したCADおよびCAEソフトウェアを統合し、解析の自動化と最適化を実現するツールです。自動車業界や航空宇宙、精密機械分野などで広く利用され、設計効率の向上に寄与しています。
主なバージョンアップ内容
それでは、Optimus 2026.1の主な新機能を見ていきましょう。
1. AIポストプロセス機能の強化
「AIポストプロセス」機能が一新され、ユーザーが対話形式で解析データからグラフを生成できるようになりました。この機能では、グラフや統計情報の表示形式を指定するだけで、自動的にグラフを作成でき、設計判断が迅速かつ直感的に行えるようになります。また、生成されたグラフをダッシュボードとして表示できる機能も追加され、一度に多くの情報を俯瞰できるようになりました。さらには、AIが各グラフに説明文を付け加えることも可能です。
2. グラフテンプレート機能の実装
ユーザーがこれまで作成したグラフや分析方法を保存し、他の利用者と共有できるようになりました。これは、属人化したノウハウの蓄積を促進し、業務の効率化に寄与します。
3. グラフ提案ボタンの追加
AIによるグラフの自動生成に加え、最適なグラフの提案機能も搭載されました。これにより、専門知識がなくても、適切な分析方法を簡単に選択できるようになりました。
4. Adaptive DOEの強化
Adaptive DOEの機能も強化され、機械学習モデルを用いたサンプリングが導入されました。これにより、重要領域に対して効率的なサンプリングが行えるようになり、高精度な応答曲面を少ない解析回数で生成できるようになっています。
5. CAEソフトウェアとの連携強化
非線形陽解法ソルバーの「Ansys LS-DYNA」と車両運動シミュレーションソフト「Adams Car」とのダイレクトインタフェースも新たに実装され、解析業務が一層スムーズになります。これにより、設計初期段階から高精度な評価が実現します。
カンファレンス情報
さらに、サイバネットは来る2026年7月9日に「Noesis Japan Conference 2026」を開催します。このカンファレンスでは、Optimusを用いたユーザー事例の紹介や、AIを活用した設計プロセスの新たな取り組みについても触れられます。参加は無料ですが、事前の登録が必要です。興味がある方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
Optimus 2026.1は、設計の効率化と品質向上を目指す機能が盛り込まれ、特にAI技術の活用が光るバージョンとなっています。製品開発を行うすべてのエンジニアにとって、このソフトウェアはますます便利になることでしょう。カンファレンスへの参加を通じて、新しい技術動向を学び、業界の最前線に触れる良い機会となることでしょう。