ヤマタネ、新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」を発表!100年企業への変革目指す

ヤマタネ、新たな中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」でさらなる高みへ



株式会社ヤマタネは、2024年11月14日開催の取締役会において、2026年3月期から2028年3月期までの3年間を計画期間とする新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」を策定したと発表しました。

この計画は、企業理念である「多様な人財が集い、社会に貢献する力を生み出す」を基盤に、物流と食の流通を通じた豊かな社会づくりを目指し、2031年ビジョン達成に向けた第一フェーズとなります。

前中期経営計画「ヤマタネ2025プラン」の成果と課題



2023年3月期から2025年3月期までの「ヤマタネ2025プラン」では、M&Aなど積極的な成長投資を行い、売上高813億円、営業利益32.3億円を予想しています。しかし、今後の資本市場の動向や株価を意識した経営の必要性から、部門別収益管理の高度化、事業シナジーの創出、資本コストを意識した資本収益性の改善、ガバナンス体制の強化が課題として挙げられています。

「ヤマタネ2028プラン」の主要目標と戦略



「ヤマタネ2028プラン」では、これらの課題を踏まえ、更なるパーパス経営の推進と次の100年を見据えたグループの転換期と位置づけ、社員の活性化とチャレンジ精神あふれる企業文化の醸成を目指します。

主要な財務目標は以下の通りです。

売上高:880億円 (2025年3月期予想比 +67億円)
営業利益:47億円 (2025年3月期予想比 +14.7億円)
EBITDA:92億円 (2025年3月期予想比 +16.8億円)
ROE:6.5%以上
総還元性向:70~80%

基本方針は、以下の3点です。

1. 部門別収益管理と部門間シナジーの最大化によるグループ全体最適化
2. 資本収益性の改善と実行力のあるガバナンス体制の構築
3. 社内外ステークホルダーとの協働による持続的な成長基盤の創出

セグメント別戦略



各事業セグメントにおいても、具体的な戦略が策定されています。

物流セグメント: 「食×物流」シナジー創出に向け、収益力強化、業界特化型プラットフォーム構築、コールドチェーン参入を検討
食品セグメント: バリューチェーン拡大のため、米事業収益改善、川下戦略(新規顧客開拓)、川上参入(生産への進出)
情報セグメント: 特化型SI展開として、ヤマタネグループDX支援、機器販売サービス展開、地方展開
* 不動産セグメント: CRE戦略高度化により、保有不動産の有効活用、不動産流動化事業開始、新たな分野への取り組み

財務・資本政策



総還元性向70~80%(総還元額:70~80億円程度)を目標とし、2028年3月期にはDOE3%の達成を目指し、配当性向を継続的に引き上げていく計画です。

ヤマタネグループは、「ヤマタネ2028プラン」を通じて、持続的な成長と企業価値向上を実現し、100年企業への道を歩みを進めていきます。

会社情報

会社名
株式会社ヤマタネ
住所
東京都江東区越中島1-2-21 ヤマタネビル12階
電話番号
03-3820-1111

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