ビットワンとセンスタイム提携
2020-07-16 16:41:50
ビットワンがセンスタイムジャパンと業務提携を発表、5GとAI技術の融合を目指す
ビットワンがセンスタイムジャパンと業務提携を発表
2020年4月10日、株式会社ビットワンはセンスタイムジャパンとの業務提携を決定したと発表しました。この提携は、5G技術と人工知能(AI)技術を融合した関連事業の設立に向けたもので、ビットワンの新たな経営方針にも合致しています。
5G・AI等事業の設立目指す
ビットワンは、2020年の2月に発表した決算短信で、5G・AI等事業を当期中に立ち上げることを目指すことを示し、その準備を進めてきました。また、2020年7月にはフィンテック事業を廃止し、経営資源を新たな事業にシフトすることを決定しました。
業務提携のきっかけとなったのは、ビットワンの子会社であるBIT ONE HONG KONG LIMITEDがセンスタイムジャパン(以下、STJ)の親会社である商湯科技開発有限公司(SenseTime Group Ltd.以下、「STG」)との協議の機会を得たことでした。この結果、両社の事業展開における意向が一致し、具体的な提携内容が決定されました。
テクノロジーの新たな活用
本業務提携においては、STJが保有するディープラーニングを用いたAI技術を活用したプロダクトを、ビットワンが仕入れ、販売する計画です。具体的なプロダクトについては、事業がスタートした後に双方で協議の上、選定する予定です。
業務提携の成果は、今後の業績にどう影響を及ぼすのかはまだ不明ですが、ビットワンは将来的に業績予想の見直しが必要な場合は、適宜開示する方針です。
センスタイムジャパンの概要
センスタイムジャパンは、香港を拠点とする商湯科技開発有限公司の100%子会社として、日本国内でのディープラーニング技術を応用したサービスの企画・開発・運用を行っています。STJは、2017年には本田技術研究所との間で、自動運転のAI技術に関する共同研究開発契約を締結するなど、AIと顔認証技術において高い評価を得ている企業です。
STGの実績と技術
STGは、人工知能と顔認証技術の研究・開発に注力しているIT企業で、スタンフォード大学などと共同で行われた画像認識技術の競技会「ImageNet」で、2015年と2016年に優勝するという実績を持っています。このようなバックグラウンドを持つSTGとの提携は、ビットワンにとっても大きな戦略的価値を持つと考えられます。
結論
今回の業務提携の発表により、ビットワンは新たなテクノロジーを活用し、事業の拡大を目指す姿勢を示しました。今後の展開に期待が寄せられる中、両社がどのようなプロダクトを市場に投入し、どのような影響をもたらすかが注目されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ビットワングループ
- 住所
- 東京都千代田区九段北1-10-9九段VIGASビル
- 電話番号
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